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※本記事にはアフィリエイト広告(A8.net)を含みます。記載内容は2026年8月17日時点の公開情報に基づく一般的な解説です。個別の税務判断は、税理士または所轄税務署へご確認ください。
海外の暗号資産取引所で行った取引も、日本の税務から自動的に外れるわけではありません。日本の居住者(非永住者を除く)は、原則として国内外で生じた所得が課税対象です。重要なのは取引所の国名ではなく、1年分の取引を漏れなく集め、各取引時点の円価額で損益を計算できる状態にすることです。
確定申告を準備する流れ" loading="lazy" />- 利用した全サービス、ウォレット、法定通貨口座を一覧にする
- 前年以前から持ち越した暗号資産の数量と取得価額を確認する
- 現物、デリバティブ、報酬、入出金など種類別に履歴を取得する
- 自分の口座・ウォレット間の移動を突き合わせる
- 売却・交換・決済・報酬を取引時点の円価額で集計する
- 総平均法または届け出た移動平均法で取得価額を計算する
- CSV、API取得日、計算設定、補正理由を申告後も保存する
本記事は海外事業者の利用や口座開設を勧めるものではありません。金融庁は、日本居住者を相手に暗号資産交換業を行う事業者には登録が必要であり、無登録事業者では出金拒否や連絡不能などのトラブルが生じ得ると注意喚起しています。新たに資金を入れる前に、金融庁の登録一覧・警告情報と各社の利用条件を確認してください。
海外取引所の利益も日本で申告対象になり得る
「海外だから非課税」にはならない
国税庁の確定申告案内では、非永住者以外の居住者は、所得が生じた場所が国内か国外かを問わず、原則として全ての所得について所得税等を納める義務があると説明されています。暗号資産の所得は、個人の取引状況に応じて原則として雑所得に区分されます。
税額は暗号資産の利益だけで決まるものではありません。給与など他の所得、所得控除、住民税、個人の状況によって変わるため、「一律で最大55%」のような数字だけで判断しないでください。
売却だけでなく交換・決済も確認する
国税庁「暗号資産に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」では、暗号資産を円などに売却した場合だけでなく、暗号資産で商品を購入した場合や、暗号資産同士を交換した場合の所得計算も示されています。
例えばBTCをUSDTに交換し、そのUSDTで別の暗号資産を買った場合は、単なる資産の移動として一括で無視できません。各交換時点の円価額と取得価額を使い、取引ごとの損益を確認します。ステーブルコインも、名称だけを理由に常に1ドル・損益ゼロとは扱わないのが安全です。
20万円以下でも無条件に手続不要ではない
1か所から給与を受け、年末調整済みで給与収入2,000万円以下など、一定の給与所得者は給与・退職所得以外の所得が20万円以下なら所得税の確定申告を要しない場合があります。ただし、還付申告をする場合はその所得も併せて申告します。また、所得税の確定申告が不要でも住民税の申告が必要な場合があります。詳しくは国税庁 No.1900と、お住まいの自治体で確認してください。
申告準備は「全履歴の回収」から始める
利用先を先に棚卸しする
現在残高があるサービスだけを見ても、年間損益は完成しません。閉鎖した口座、途中で利用をやめた取引所、スマートフォンのウォレット、ハードウェアウォレット、DeFi、NFTマーケット、マイニング・ステーキング報酬なども含めて一覧にします。
| 分類 | 集めるデータ | 見落としやすいもの |
|---|---|---|
| 現物取引 | 約定履歴、手数料 | コンバート、少額残高変換 |
| 入出金 | 暗号資産・法定通貨の履歴 | 内部振替、チェーン間移動 |
| デリバティブ | 決済損益、資金調達料、手数料 | 証拠金振替、強制決済 |
| 報酬 | 付与日時、数量、根拠 | 紹介、キャンペーン、ステーキング |
| 外部ウォレット | アドレス、トランザクション履歴 | ブリッジ、ラップ、ガス代 |
CSVとAPIは役割が違う
CSVは取得時点の原本を保存しやすく、APIは更新を繰り返しやすい方法です。ただし、APIが全期間・全商品を取得できるとは限りません。取引所の画面で表示される約定件数、CSVの行数、APIで取り込まれた件数、年末残高を照合してください。
- CSVは編集前の原本を別フォルダに保存する
- UTCなどのタイムゾーンと対象期間を記録する
- APIキーは読み取り専用にし、出金権限を付けない
- 取得上限がある場合は月・四半期単位で分割する
- サービス終了に備え、年が変わったら早めに取得する
税務の話は個別の論点を追うより、区分と計算方法の全体像を先に押さえたほうが判断が早くなります。制度は改正されるので、発行年を必ず確認してください。
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自分の口座間の移動を突き合わせる
取引所Aからウォレットへ送った暗号資産が、ウォレット側では「入金」として記録されます。両方を別々の購入・売却として扱うと二重計上になります。日時、通貨、数量、送金手数料、トランザクションIDを使い、出金と入金を1組にします。
完全一致しない場合は、送金手数料、取引所内部の処理時刻、チェーン上の確定時刻、異なるタイムゾーンを確認します。移動先が自分の口座であることを説明できるよう、口座画面やアドレスの管理記録も保存します。
履歴の欠損を年末残高で検出する
計算上の残高と実際の年末残高を通貨ごとに比較します。差があれば、未取得の入出金、報酬、手数料、通貨の名称変更、ゼロ価格扱い、重複読み込みのどれかが残っている可能性があります。合計損益だけを見て申告へ進まず、数量差を先に解消することが重要です。
円換算と取得価額の計算方法
各取引時点の円価額をそろえる
海外取引所の画面がUSD、USDT、BTC建てでも、日本の所得計算は円で行います。売却・交換・報酬付与など、所得計算が必要な時点の円価額を同じ方針で求めます。利用した価格ソース、為替レート、タイムゾーン、日次価格を使った場合のルールを記録し、年の途中で都合よく変更しないでください。
流動性の低い銘柄、上場前トークン、複数市場で価格差が大きい取引、DeFi・NFTを含む場合は、採用した時価の合理性が個別論点になります。金額が大きい場合は申告前に専門家へ確認してください。
総平均法と移動平均法
個人の暗号資産の取得価額は、総平均法または移動平均法で計算します。評価方法の届出をしていない場合は総平均法が法定評価方法です。前年以前から保有している通貨は、今年の取引履歴だけでは計算できないため、最初の取得まで遡って数量と取得価額を引き継ぎます。
基本的な考え方は総平均法と移動平均法の違い、概算額の確認は暗号資産の税金シミュレーターで確認できます。シミュレーターは申告書を作るものではなく、税額の目安を比較するためのものです。
国外財産調書は「海外取引所だから対象」ではない
国税庁の国外財産調書FAQでは、暗号資産の所在は保有者の住所で判定し、日本の居住者が国外の暗号資産取引所に保有する暗号資産は「国外にある財産」には該当しないと明記されています。したがって、海外取引所に暗号資産があるという理由だけで、国外財産調書の5,000万円基準へ一律に加算する説明は正しくありません。
ただし、取引所内の法定通貨残高、事業者に対する金銭債権、暗号資産以外の商品などは、資産の法的性質と所在の判定が別になります。また、財産債務調書は国外財産調書とは要件が異なります。対象になり得る資産がある場合は、国税庁の最新要件を確認してください。
令和7年12月31日時点の国外財産調書と財産債務調書の提出期限は、2026年6月30日でした。古い記事にある「翌年3月15日」は現在の提出期限ではありません。期限後に誤りや未提出へ気付いた場合は、自己判断で放置せず税務署または税理士へ相談してください。
2026年に行う申告準備の流れ
1. 申告対象年を固定する
2025年分の所得税等の申告・納付期限は2026年3月16日でした。期限を過ぎて未申告に気付いた場合は、次の申告期を待つのではなく期限後申告を検討します。2026年分の正式な受付期間・期限は、国税庁の確定申告特集で公表された内容を確認してください。
2. 計算結果より先にエラーを解消する
未分類取引、残高不一致、価格未取得、重複、マイナス残高を一覧にし、1件ずつ根拠を付けて補正します。手入力した行には、元のトランザクションIDや取引画面、補正理由を残します。
3. 申告資料と証拠を分けて保存する
- 編集前のCSV・API取得データ
- 取引所ごとの年末残高
- 計算ツールの設定とエラー修正履歴
- 損益計算結果と通貨別内訳
- 採用した価格・為替レートの出典
- 申告書データ、受信通知、納付記録
国税庁は暗号資産の計算書(総平均法用・移動平均法用)を公開しています。取引数が少ない場合は、国税庁のExcelも比較候補です。複数取引所や外部ウォレットがある場合は、全履歴を同じ計算へ統合できるかを重視します。
このほかの計算ツールは 仮想通貨の計算ツール一覧 にまとめています(税金・損益・積立・マイニング)。
申告が必要かどうかは 20万円ルール判定ツール で確認できます(住民税の扱いも同時に表示します)。
売ったときに手元へいくら残るかは 利確シミュレーター で計算できます(税引後の手取りと負担率まで出ます)。
必要書類がそろっているかは 口座開設の準備チェック で確認できます。
どこまで経費にできるかは 必要経費の判定ツール で確認できます(計上可・按分要・計上不可に分けて表示)。
送金手数料の年間コストは 送金手数料の年間コスト計算 で確認できます(1回の手数料と回数から3年分まで表示)。
購入までの流れは ビットコインの買い方4手順 にまとめています(必要書類の判定ツール付き)。
利益額と給与収入の組み合わせごとの税額は 仮想通貨の税金 早見表 で一覧できます。
クリプタクトは対応ファイル・API連携先を公開しています。取り込み後の未分類取引や残高差まで確認してから、有料プランが必要かを判断できます。
無料で履歴を取り込む →PR・クリプタクト(株式会社pafin)。無料プランの表示件数、対応取引所、API取得範囲、料金は変更される場合があります。最新情報は公式サイトで確認してください。
VPNは秘密鍵やシードフレーズを守るものではありません。守れるのは通信経路のほうで、カフェや空港の公衆Wi-Fiで取引所にログインするとき、同じ回線にいる第三者や接続元のネットワーク管理者に通信内容を見られるのを防ぐ用途です。ハードウェアウォレットとは守る対象が違うので、どちらかで代替はできません。30日間の返金保証があるため、実際の速度を試してから判断できます。
通信経路を保護する方法を見る →PR・NordVPN(Nord Security)。料金・返金条件・対応機能は変更されることがあるため、最新の内容は公式サイトでご確認ください。
よくある質問
海外取引所から日本円を出金しなければ申告不要ですか?
いいえ。日本円への出金だけで判断しません。暗号資産の売却、暗号資産同士の交換、商品購入、報酬受領など、所得が生じる取引を確認します。
CSVを紛失した場合はどうしますか?
API、取引画面、メール、入出金先の取引所、ブロックチェーン上の記録、銀行明細を組み合わせて復元します。推測で数字を埋めず、取得不能だった範囲と採用した補正方法を記録してください。閉鎖・制限されたサービスの履歴は、早めにサポートへ請求します。
ツールに取り込めば、そのまま申告できますか?
できるとは限りません。APIの取得範囲外、未対応ファイル、外部ウォレット、DeFi、NFT、名称変更された通貨などが残る場合があります。元データの件数、年末残高、未分類取引と照合してください。
海外取引所を使うこと自体が違法ですか?
利用者側の個別判断と、事業者が日本居住者へサービス提供する際の登録義務は分けて考える必要があります。ただし無登録事業者では、日本の法令に基づく利用者保護が確認できず、トラブル時の回収が難しくなるおそれがあります。金融庁の登録・警告情報を確認し、勧誘やVPNによる制限回避を前提に利用しないでください。
まとめ:先に数量を合わせ、その後に税額を出す
海外取引所の確定申告で最も重要なのは、派手な節税策ではなく履歴の完全性です。利用先を棚卸しし、CSVとAPIを保存し、自分の口座間移動を突き合わせ、通貨別の年末数量を一致させてから円換算と取得価額計算へ進みます。
対応状況を比べる場合は暗号資産の税金計算ツール比較、20万円基準の条件は暗号資産の利益20万円と確定申告も参照してください。複雑なデリバティブ、DeFi、NFT、事業所得区分、多額の欠損履歴がある場合は、申告前に暗号資産へ対応できる税理士へ相談するのが確実です。
本記事は情報提供を目的としており、特定の海外事業者の利用、投資または税務判断を推奨するものではありません。暗号資産は価格変動が大きく、取引先の破綻・出金制限・不正アクセス等のリスクがあります。
履歴が揃わないときの相談先
取引所が閉鎖している、CSVの形式が年によって違う。こうした場合は数字自体を確定できません。申告書が書けない状態は、手順の問題ではなく判断の問題になります。
クリプト税理士は暗号資産の確定申告を専門に扱うサービスで、LINEから相談を始められます。対応範囲や費用は変わることがあるため、依頼前に公式ページで確認してください。
海外取引所の履歴が揃わず、数字を確定できない場合だけ:
クリプト税理士にLINEで対応範囲と料金を聞く(PR)
全取引所からCSVを取得できているなら、この記事の手順で自分で整理できます。税務署でも相談を受け付けているので、費用をかける前に確認する手もあります。
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