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※本記事にはアフィリエイト広告(A8.net)を含みます。記載の内容は2026年8月時点で公開情報を確認した一般的な解説です。
リキッドステーキングの仕組みやリスクを理解したら、次は実際に始める手順を確認しましょう。LidoとRocket PoolはどちらもWebブラウザとウォレットがあれば比較的簡単に利用できますが、初めての方には手順が分かりにくい部分もあります。
本記事では、MetaMaskウォレットの準備からETHの調達、各プロトコルへのステーキング、stETH・rETHの管理まで、一連の流れをステップバイステップで解説します。DeFi初心者の方でも手順に沿って進めることができますが、操作前に必ずリスクを理解したうえで実施するようにしてください。
なお、本記事は情報提供を目的としており、特定の操作を推奨するものではありません。実際に操作を行う際は最新の公式ドキュメントも必ず確認するようにしてください。
1. 事前準備:ウォレットとETHの用意
1-1. MetaMaskウォレットの設定
LidoとRocket Poolを利用するには、イーサリアムに対応したウォレットが必要です。最も広く使われているのは「MetaMask(メタマスク)」というブラウザ拡張機能ウォレットです。ChromeやFirefoxのブラウザに対応しており、公式サイト(metamask.io)からインストールできます。
MetaMaskの設定手順は以下の通りです。まず公式サイトから拡張機能をインストールします。次に「ウォレットを作成」を選択し、強力なパスワードを設定します。シードフレーズ(12または24単語)が表示されるので、必ず紙に書き留めて安全な場所に保管してください。シードフレーズはウォレットの復元に使う唯一の手段であり、オンラインには絶対に保存しないことを強く推奨します。
設定完了後、MetaMaskのネットワークが「Ethereum Mainnet」になっていることを確認しましょう。初期設定ではメインネットになっていますが、他のネットワークを使用した後は変更が必要な場合があります。
1-2. ETHの準備と国内取引所の利用
ステーキングにはETHが必要です。日本でETHを購入するには、金融庁に登録された国内の暗号資産取引所を利用することが一般的です。コインチェック、ビットフライヤー、GMOコイン、SBI VCトレードなどがあります。
購入したETHをDeFiで利用するには、取引所のウォレットからMetaMaskに送金する必要があります。送金手順は取引所によって異なりますが、基本的には「出金」メニューからMetaMaskのアドレスを送金先に指定します。MetaMaskのアドレスは必ずコピー&ペーストで正確に入力し、テスト送金(少額)で確認してから本番の送金を行うことをお勧めします。
- 送金前にMetaMaskアドレスを再確認(1文字でも間違うと復元不可)
- 初回はテスト送金(少額)で動作確認を推奨
- ガス代(トランザクション手数料)分のETHも余裕を持って用意
日本円の入出金に対応した国内の登録業者なら、購入から送金まで一つの口座で完結します。口座開設と維持の費用はかからず、取扱銘柄や手数料体系は公式サイトで確認できます。
口座開設の手順を見る(無料) →PR・GMOコイン(GMOコイン株式会社)。手数料や取扱銘柄は変更されることがあるため、最新の内容は公式サイトでご確認ください。暗号資産は価格変動が大きく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
2. Lidoでのステーキング手順
2-1. Lidoの公式サイトへのアクセスと接続
Lidoのステーキングは公式サイト(lido.fi)から行います。フィッシングサイトへの誘導には十分注意し、必ずURLが「https://lido.fi」であることを確認してからアクセスしてください。
サイトにアクセスしたら、右上の「Connect wallet」ボタンをクリックします。MetaMaskを選択すると、MetaMaskの接続許可を求めるポップアップが表示されます。接続先がLidoの正式ドメインであることを確認してから「承認」をクリックします。接続が完了するとウォレットアドレスが表示されます。
2-2. ETHのステーキング操作
ウォレットを接続したら、ステーキング画面が表示されます。「Stake」タブが選択されていることを確認し、入力欄にステーキングしたいETH量を入力します。最低0.01ETHから可能ですが、ガス代を考慮すると0.1ETH以上が現実的です。
入力後、画面下部に受け取れるstETH量と交換レートが表示されます。「Stake」ボタンをクリックすると、MetaMaskのトランザクション確認画面が表示されます。ガス代(Gas Fee)を確認し、問題なければ「確認」をクリックします。
トランザクションがイーサリアムネットワークに承認されると(通常数十秒〜数分)、MetaMaskウォレットにstETHが追加されます。もしウォレットにstETHが表示されない場合は、MetaMaskに手動でstETHのコントラクトアドレスを追加する必要があります。Lidoの公式サイトに案内があります。
3. Rocket Poolでのステーキング手順
3-1. Rocket Poolのインターフェースへのアクセス
Rocket Poolのステーキングは公式サイト(rocketpool.net)から行います。サイトにアクセスし、「Stake」メニューを選択します。LidoとはUIが異なりますが、基本的な流れは同様です。「Connect wallet」ボタンからMetaMaskを接続します。
なお、Rocket PoolではメインのrETH取得(ステーキング)の他に、ノードオペレーターとして参加するための「Node Operator」セクションも用意されています。今回は一般ユーザーとしてrETHを取得する手順を説明します。
3-2. rETHの取得操作
Rocket Poolのステーキング画面では、入力したETH量に対して受け取れるrETH量が表示されます。rETHはリベーストークンではなく、時間とともに価値が上昇する利率上昇型トークンであるため、受け取れる枚数はETHより少なくなります(例:1ETH = 0.95rETHなど)。これは受け取る量が少ないのではなく、rETH自体がETHより「高価」であることを意味します。
ETH量を入力し「Stake」をクリック後、MetaMaskの承認画面が表示されます。ガス代を確認し承認すると、rETHがウォレットに届きます。stETHと同様に、MetaMaskにrETHのコントラクトアドレスを追加する必要がある場合があります。
また、Rocket Poolではコントラクトへの直接預け入れの他に、Uniswap等の取引所でrETHを購入する方法もあります。プールの流動性状況によっては、取引所経由の方がガス代を節約できる場合があります。
4. stETH・rETHの管理と活用
4-1. ポートフォリオ管理ツールの活用
stETHやrETHを保有したら、ポートフォリオ管理ツールを活用することで残高や報酬の推移を把握しやすくなります。Zapper(zapper.fi)やDebank(debank.com)、Nansen等のツールに対応しており、ウォレットアドレスを入力するだけで保有資産の一覧と価値を確認できます。
stETHはリベーストークンであるため、ウォレット内の残高が徐々に増加します。MetaMask上でも確認できますが、詳細な報酬履歴はEtherscanやDune Analyticsなどのブロックエクスプローラーでも確認可能です。
4-2. stETH・rETHをDeFiで活用する際の注意事項
取得したstETH・rETHをDeFiで活用する場合、いくつかの注意事項があります。まず、DeFiプロトコルごとにstETHとrETHへの対応状況が異なります。Aaveはwsteth(WrappedstETH)に対応しており、Curveにはsteth/ETHプールがあります。rETHはBalancer、Uniswap等に対応しています。
DeFiを利用する前に、利用するプロトコルのドキュメントを確認し、リスクを十分に理解したうえで操作することが重要です。特に担保・借り入れを行う場合は清算リスクが発生するため、担保比率の管理には細心の注意が必要です。
5. 引き出し(Unstake)の手順
5-1. stETHのETHへの変換方法
stETHをETHに戻す方法は2つあります。1つは「Lido公式サイトからの引き出しリクエスト」で、ビーコンチェーンからETHを直接引き出す方法です。引き出しには数時間〜数日かかる場合があります。もう1つは「DEX(分散型取引所)での売却」で、CurveやUniswapなどでstETHをETHにスワップする方法です。
DEXでの売却は即時に完了しますが、流動性の状況によってはわずかなスリッページ(価格差)が生じる場合があります。大量のstETHを一度に売却する際は特に注意が必要です。
5-2. rETHのETHへの変換方法
rETHも同様に2つの方法があります。Rocket PoolのコントラクトからETHに直接変換する方法と、DEXでETHにスワップする方法です。Rocket Poolのコントラクトには流動性バッファが存在し、バッファ内にETHがある場合は比較的速やかに変換できます。
ただし、コントラクトのバッファが枯渇している場合はすぐには変換できないケースもあります。この場合はDEXを利用するか、バッファが回復するまで待つ必要があります。rETHの市場流動性はstETHより低いため、DEXでの大量売却にはより注意が必要です。
6. 税務処理の基本的な考え方
6-1. ステーキング報酬の課税タイミング
日本においてステーキング報酬の税務処理は明確なガイドラインが整備されつつある段階であり、個別の状況によって判断が異なる場合があります。一般的な見解として、ステーキング報酬は受け取った時点の時価で雑所得として申告する必要がある可能性があります。
stETHのリベースでは毎日少量のstETHが増加するため、厳密には毎日の報酬を記録する必要があるという解釈もあります。実際の申告方法については税理士等の専門家への相談を強く推奨します。
6-2. 売却・スワップ時の課税
stETHやrETHを売却したりETHにスワップしたりした時点でも、取得価格と売却価格の差額が課税対象になる可能性があります。取得価格の記録は最も重要な管理項目であるため、ステーキングを行った時点のETHおよびLST価格を必ず記録しておくことをお勧めします。
まとめ
LidoとRocket Poolのステーキング手順を解説しました。どちらもウォレット接続からステーキングまでの流れは比較的シンプルですが、送金アドレスの確認やガス代の把握、リスクの理解など、重要な注意点があります。
本シリーズを通じて、リキッドステーキングの基本概念・技術的仕組み・手数料比較・リスク評価・始め方を解説してきました。LidoとRocket Poolはそれぞれ優れた特徴を持つプロトコルです。自分の目的・リスク許容度・価値観に合わせて選択し、十分な理解のもとで参加することをお勧めします。
よくある質問(FAQ)
Q1. MetaMask以外のウォレットでもLido・Rocket Poolを利用できますか?
はい、WalletConnect対応のウォレット(Trust Wallet、Rainbow等)や、Ledger・TrezorなどのハードウォレットもMetaMaskと接続することで利用できます。また、コインベースウォレットなど直接対応しているウォレットもあります。セキュリティを重視する場合はハードウォレットとの併用を推奨します。
Q2. ステーキング中にETHが必要になった場合はどうすればよいですか?
stETH・rETHはDEXでいつでも売却してETHに変換できます。ただしDEXのスリッページや流動性に注意が必要です。緊急性がなければ、Lido/Rocket Poolの公式引き出し機能を使ってETHを取り戻すことも可能です(数日かかる場合あり)。
Q3. モバイルスマートフォンからでも操作できますか?
MetaMaskのモバイルアプリ(iOS/Android)を使えば、スマートフォンからもLidoやRocket Poolを利用できます。ただしモバイルでの操作はPC画面より誤操作のリスクがやや高いため、大きな金額を扱う場合はPCでの操作を推奨します。
※本記事は情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。暗号資産への投資は元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身の責任で行ってください。