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ビットコインの現物を持つ意味とは?ETF時代にあえて自己保管する理由

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ビットコインETFは、投資家自身が秘密鍵を管理するのではなく、運用会社やカストディアンがビットコインをまとめて保管し、その値動きに連動する証券を証券口座で売買できるようにした金融商品です。この仕組みのおかげで、ウォレットや秘密鍵といった専門的な知識がなくても、株式や投資信託と同じ感覚でビットコインの値動きに参加できるようになりました。

そうなると、わざわざ自分でビットコインを保管する意味はあるのか、と疑問に思う人が増えるのも自然なことです。証券口座だけで完結するなら、ハードウェアウォレットやシードフレーズの管理といった手間は不要にも思えるでしょう。この記事では、ETFという仕組みでは代替できない、現物のビットコインを自己保管することの具体的な価値を整理します。読み終える頃には、なんとなく自己保管が推奨されているからではなく、自分の目的に照らして現物保有とETFのどちらが合っているかを判断できるようになるはずです。

ビットコインETFの仕組みと、ブロックチェーン本来の送金・保管の仕組みを突き合わせて整理すると、両者の違いは想像以上に大きいことが見えてきます。順に見ていきましょう。

国内で暗号資産を買うなら、まず口座が要ります

日本円の入出金に対応した国内の登録業者なら、送金や積立まで一つの口座で完結します。口座開設と維持の費用はかからず、取扱銘柄や手数料体系は公式サイトで確認できます。

GMOコインの口座開設ページを見る →PR・GMOコイン(GMOコイン株式会社)。手数料や取扱銘柄は変更されることがあるため、最新の内容は公式サイトでご確認ください。暗号資産は価格変動が大きく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

ビットコインETFで投資家が「持っていないもの」

ビットコインETFを購入すると、投資家が保有するのは受益権や株式であり、ビットコインそのものではありません。実際のビットコインは運用会社が契約するカストディアン(保管業務を担う機関)がまとめて管理しており、投資家本人が秘密鍵を持つことはありません。値動きには参加できても、資産の実体には直接アクセスできない状態です。

取引できる時間帯にも違いがあります。ETFは証券取引所が開いている時間帯にしか売買できませんが、ビットコインそのものはブロックチェーンが稼働している限り、深夜でも祝日でも移動させることができます。この「いつでも動かせるかどうか」が、次に説明する自己保管の価値と直結しています。

自己保管でなければ得られない価値

検閲耐性・特定の主体に依存しない保有

秘密鍵を自分で管理していれば、口座凍結や取引制限といった、特定の管理者の判断に左右されるリスクを避けやすくなります。ETFやカストディアン型の保有では運用会社や保管機関という第三者が仕組みの中心にありますが、自己保管ではその仲介者が存在しません。誰かの許可を前提にしない保有ができることは、ビットコインが設計思想として掲げてきた特徴のひとつです。

24時間365日、誰の許可もなく送金できる

現物のビットコインを自己保管していれば、取引所や証券会社の営業時間に関係なく、世界中どこへでも送金できます。承認を待つ必要もなく、深夜でも休日でも自分の判断だけで資産を動かせます。ETFの受益権にはこの機動力はなく、証券取引の枠組みの中でしか動かせません。

資産を「使う」自由(DeFiや決済ネットワークなど)

自己保管しているビットコインは、分散型金融サービスや少額決済に対応したネットワークなど、証券化された商品では参加できない用途にも活用できます。ETFの受益権はあくまで値動きに連動する金融商品であり、こうした用途に直接使うことはできません。

カウンターパーティリスクからの独立

取引所や運用会社がシステム障害や経営上の問題を抱えた場合、預けている資産の扱いは管理者の対応次第になります。自分で秘密鍵を管理していれば、こうした第三者の経営状態に資産の安全性が左右されにくくなります。一方で、この自由の裏返しとして、管理責任のすべてが自分に移る点には注意が必要です。

比較で見るETFと自己保管の違い

ここまでの内容を項目ごとに整理すると、次のようになります。

項目 ビットコインETF 現物の自己保管
保有の実体 受益権・証券 秘密鍵による直接保有
取引可能な時間 証券取引所の営業時間内 24時間365日
送金の自由度 証券口座内の売買のみ 誰の許可もなく送金可能
DeFiなどでの活用 できない 可能
必要な知識・手間 証券口座の操作のみ 秘密鍵・保管方法の理解が必要
主なリスク 運用会社・カストディアンのリスク、信託報酬 紛失や誤操作など自己責任のリスク

それでも証券口座やETFが向いている人

すべての人にとって自己保管が最適というわけではありません。短期的な売買が中心で保管の手間をかけたくない人、税制優遇のある口座を使ってビットコイン関連の値動きに参加したい人、資産管理をまとめて証券会社に任せたい人にとっては、ETFという選択肢は合理的です。自己保管には秘密鍵の管理という責任が伴うため、その手間を許容できるかどうかが判断の分かれ目になります。

自己保管を始めるときに知っておきたい注意点

自己保管を選ぶ場合、国内の暗号資産取引所(CoincheckbitFlyerなど)でビットコインを購入したあと、自分が管理するウォレットへ送金するのが一般的な流れです。ここで重要になるのが、シードフレーズと呼ばれる復元用の言葉の管理です。シードフレーズを紛失すると、資産に二度とアクセスできなくなるため、紙に書いて安全な場所に保管するなど、慎重な取り扱いが求められます。

あわせて注意したいのが、偽のウォレットアプリやフィッシング詐欺です。公式サイトを装ったページでシードフレーズの入力を求められても、絶対に入力しないことが基本になります。詐欺の手口や見分け方はこちらの記事でも整理していますので、自己保管を始める前に目を通しておくと安心です。保管方法としては、インターネットから切り離した状態で秘密鍵を管理できるハードウェアウォレットを使う方法が広く知られています。実機を検討する場合はAmazonでの取り扱い状況も参考になります。

ETFと自己保管、併用という考え方

ETFと自己保管は、必ずしもどちらか一方を選ぶものではありません。証券口座で値動きの一部を追いながら、資産の一部は自己保管で直接持っておくという併用も一つの考え方です。目的に応じて使い分けることで、それぞれの利点を補い合うことができます。これからビットコインを保有し始める人は、まず購入と保管の基本的な始め方を確認したうえで、自分にとってどの比率が合っているかを検討するとよいでしょう。

よくある質問(FAQ)

ビットコインETFを買えば、実質的にビットコインを持っていることになりますか。

ETFで保有しているのは受益権や証券であり、ビットコインそのものを直接保有しているわけではありません。値動きへの連動は得られますが、送金や分散型サービスでの活用など、現物ならではの使い方はできない点に注意が必要です。

自己保管は難しそうですが、初心者でも扱えますか。

ハードウェアウォレットなど手順が整理された道具を使えば、初心者でも扱うことは可能です。最初は少額から始めて、送金や保管の操作に慣れてから金額を増やしていく方法が現実的です。

自己保管しているビットコインの税金の扱いはETFと同じですか。

日本では、暗号資産の売却や利用によって生じた利益は、株式やETFとは異なる課税区分で扱われるのが一般的とされています。制度や税率は変更される可能性があるため、申告の際は必ず最新の公式情報を確認してください。

自己保管の方法はハードウェアウォレット以外にもありますか。

スマートフォンやパソコンで使うソフトウェアウォレットなど、他にも選択肢はあります。ただし常時インターネットに接続された状態で秘密鍵を扱う分、管理の仕方によってはリスクが高まる場合もあるため、保管する金額や利用頻度に応じて方法を選ぶことが大切です。

免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としており、投資助言ではありません。最新の情報は公式情報をご確認ください。

この記事について

執筆・編集:Bitcoin Analyze 編集部

金融庁・国税庁および各事業者の公式資料にあたり、基準日と定義を固定したうえで記事を作成しています。価格予測や利益保証は扱いません。事業者の条件は変更されるため、最終的な判断は公式情報をご確認ください。

主な参照先

Bitcoin Analyze 編集部

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