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ビットコインの4年周期は終わったのか?ETF時代のサイクル消滅論争を整理

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ビットコインには、およそ4年に一度訪れる半減期を起点として、上昇相場と下落相場を繰り返してきたという4年周期説が長く語られてきました。過去複数回の半減期の前後で大きな値動きが観測されてきたこともあり、この周期を前提に投資判断を組み立てている人も少なくありません。

しかし2024年以降、現物ETF(暗号資産そのものを裏付けとする上場投資信託)を通じて機関投資家の資金が継続的に流入するようになったことで、需給構造そのものが半減期以前の相場と異なってきているという指摘が増えています。過去の周期をそのまま将来にも当てはめてよいのか、判断しかねている投資家は少なくないでしょう。

本記事では、サイクルは今後も続くと考える立場と、サイクルはすでに終わった、あるいは変容したと考える立場、それぞれの論拠を公平に整理したうえで、投資行動にどう活かせるかを考えます。両方の論点を理解しておけば、どちらか一方の意見に流されず、自分なりの判断軸を持って値動きに向き合いやすくなります。まずは、これまで語られてきた4年周期説の内容から確認していきましょう。

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4年周期説とは何か:半減期を起点とした従来の説明

ビットコインは、新規に発行される枚数がおよそ4年ごとに半減する仕組みを持っています。この仕組みは半減期と呼ばれ、供給量の増加ペースが一定の間隔で絞られていくことを意味します。過去の半減期の前後では、その後の一定期間にわたって上昇相場が続き、その後に大きな下落局面を迎えるというパターンが繰り返し観測されてきたとされています。

このパターンが複数回にわたって確認されてきたことから、供給の減少という需給要因に、参加者心理の連鎖が重なって周期的な相場を生み出してきた、という説明が広く共有されるようになりました。4年周期説は、あくまで過去の値動きから帰納的に導かれた経験則であり、将来を保証する法則として提示されているものではない点は押さえておく必要があります。半減期を含むビットコインの基本的な仕組みは、ビットコインカテゴリの関連記事でも詳しく取り上げています。

サイクル継続派の論拠

サイクルは今後も一定程度続くと考える立場は、主に供給側の仕組みに注目しています。半減期によって新規発行量が減る構造自体は今後も変わらず、供給が絞られるタイミングが需給バランスに影響を与えるという前提は崩れていない、という考え方です。

また、相場参加者の心理的な反応、たとえば下落局面での売り急ぎや上昇局面での過熱した買いといった行動パターンは、市場参加者の構成が変化しても一定程度は繰り返されやすいという見方もあります。過去複数回の半減期で類似した値動きが観測されてきたこと自体が、この立場を支える根拠として語られています。

サイクル消滅・変容派の論拠

一方で、サイクルはすでに終わった、あるいは大きく形を変えたと考える立場は、需要側の構造変化を重視します。現物ETFの登場によって、年金基金や資産運用会社といった機関投資家が、半減期のタイミングとは関係なく継続的に資金を投入できるようになった点が、大きな変化の一つとされています。

資金の出し手が個人中心から機関投資家中心へと広がったことで、相場の変動要因も半減期だけでなく、金利動向や世界的な資金の流動性といったマクロ経済要因の影響を強く受けるようになったという指摘もあります。情報が広く行き渡り、多くの参加者が同じ理論を織り込んで売買するようになったことで、従来ほど極端な周期が現れにくくなっているという見方も語られています。

継続派と消滅派の論点を整理する

ここまでの内容を整理すると、両者の立場は次のように対比できます。

観点 継続派の見方 消滅・変容派の見方
重視する要因 半減期による供給減少 ETF経由の継続的な資金流入
主な参加者像 個人投資家中心の心理循環 機関投資家中心の需給構造
想定される値動き 従来通りの明確な強弱サイクル マクロ要因も絡んだ緩やかな変動

どちらの立場にも一定の根拠があり、現時点でどちらが正しいと断定できる状況ではないとされています。両方の視点を知ったうえで、自分の投資判断に落とし込むことが現実的な向き合い方だといえるでしょう。

投資行動への実践的な含意

サイクルが続くか終わるかを事前に正確に言い当てることは、どちらの立場の論者にとっても難しい課題です。そのため、どちらか一方の説に全面的に依拠して売買のタイミングを決め打ちすることは、リスクの高い判断になりやすいといえます。

実践的な対応としては、購入時期を分散させる積立投資が、周期説の当否にかかわらずタイミングリスクを抑える手段として知られています。一括で購入時期を決め打ちするのではなく、時間を分散させることで、周期のどちらの説が正しかったとしても大きく判断を誤るリスクを抑えやすくなります。積立投資はSBI VCトレードなど複数の国内取引所で自動設定に対応しています。

あわせて、半減期に関する情報だけでなく、ETFの資金フローや金利動向といったマクロ要因にも目を向け、どちらの根拠が優勢になっているかを継続的に確認していく姿勢が役立ちます。投資戦略の考え方は投資戦略のカテゴリ、これから積立を始める場合は仮想通貨の始め方ガイドもあわせて参考にしてください。

よくある質問(FAQ)

4年周期説はいつ頃から言われているのですか?

ビットコインの半減期は2012年、2016年、2020年、2024年と実施されており、それぞれの前後で大きな値動きが観測されてきたことから、複数回の半減期を経る中で周期性が語られるようになったとされています。

明確な起点が一つの発表や論文にあるわけではなく、市場参加者の間で経験則として徐々に広まっていった考え方だといえます。

ETFの資金流入は本当にサイクルを変えるのですか?

ETFを通じた資金流入が需給構造に影響を与えていること自体は多くの分析で指摘されていますが、それによって従来の周期性が完全になくなるかどうかは、現時点で意見が分かれています。

今後数年の値動きが実際にどう推移するかを確認しながら判断していく必要がある、というのが公平な見方だといえるでしょう。

周期説が外れた場合、何に気をつければよいですか?

特定の周期説を前提に大きなポジションを取っていた場合、想定と異なる値動きになったときの含み損が大きくなりやすい点に注意が必要です。

一つの説に依拠しすぎず、資金管理のルールをあらかじめ決めておくことで、周期説が外れた場合の影響を抑えやすくなります。

周期説を踏まえると、積立と一括投資のどちらがよいですか?

どちらの立場が正しいかを事前に判断することが難しい以上、購入タイミングを分散できる積立投資は、周期説の当否にかかわらず選びやすい方法の一つとされています。

一括投資を選ぶ場合は、周期説はあくまで過去の経験則である点を踏まえ、資金の一部にとどめるなど、リスクを抑えた資金配分を検討することが望ましいでしょう。

免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としており、投資助言ではありません。最新の情報は公式情報をご確認ください。

この記事について

執筆・編集:Bitcoin Analyze 編集部

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