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ビットコインの現物ETFが上場したのは、日本の証券取引所ではなくアメリカの市場でした。それにもかかわらず、2024年のETF承認によって出来高が大きく動いた市場のひとつは、皮肉にも日本国内の暗号資産取引所だったといわれています。
「自分が使っている取引所にも関係があるのだろうか」「海外のニュースは盛り上がっているのに、日本の制度とはどう違うのか」。ETFという言葉は知っていても、それが国内の市場にどうつながるのか、実感を持てない人は少なくありません。この記事では、米国でのETF承認の経緯を振り返りながら、日本の取引所の出来高や口座数にどのような変化があったとされるのか、その背景にある規制の違いとあわせて整理します。読み終えるころには、ニュースの見出しだけでは分からなかった、日本市場ならではの構造が見えてくるはずです。
国内主要取引所が公表している資料や、業界団体・公的機関が公開している統計を確認すると、承認の前後で市場の動きに変化があったことが見て取れます。順に見ていきましょう。
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GMOコインの口座開設ページを見る →PR・GMOコイン(GMOコイン株式会社)。手数料や取扱銘柄は変更されることがあるため、最新の内容は公式サイトでご確認ください。暗号資産は価格変動が大きく、投資判断はご自身の責任でお願いします。米国でのビットコインETF承認とは何だったのか
ETF(上場投資信託)は、証券取引所に上場していて、株式と同じように証券口座から売買できる金融商品です。2024年1月、米国の証券取引委員会は複数の運用会社が申請していた現物ビットコインETFを承認し、投資家は暗号資産の取引所に口座を開かなくても、普段使っている証券口座からビットコインの値動きに連動する商品を購入できるようになりました。
この変化は機関投資家や年金基金など、それまで暗号資産に直接手を出しにくかった資金がアクセスしやすくなった点で大きな意味を持つとされています。承認から一定期間で多額の資金がETFに流入したと報じられ、価格やマーケット全体の注目度にも影響を与えたと考えられています。
なぜ日本の投資家は同じETFを買えないのか
金融商品としての位置づけの違い
米国で承認されたビットコインETFは、日本国内の証券取引所には上場していません。また、米国に上場しているETFであっても、国内の証券会社を通じて自由に売買できるとは限らず、多くの証券会社では取り扱いを見送っているとされています。背景には、暗号資産に連動する商品を国内で販売する際の情報開示や投資家保護の要件が、通常の株式やETFとは異なる枠組みで整理されている事情があるとされています。
制度改正をめぐる議論
金融庁では、暗号資産を金融商品取引法の枠組みに位置づけ直す議論が進められているとされ、将来的には国内でも現物ETFが解禁される可能性が指摘されています。ただし、実現の時期や具体的な制度設計はまだ固まっていないとされ、今後の動向を注視する段階にあります。
出来高・口座数はどう動いたのか
ETFを直接買えないという制約は、裏を返せば「ビットコインそのものが欲しい人は、国内の取引所で現物を買うしかない」という状況を意味します。米国でのETF承認をきっかけに市場全体への関心が高まったことで、国内の取引所でも売買が活発になり、新規の口座開設が増えたと報じられました。
| 時期 | 主な出来事 | 国内取引所への影響 |
|---|---|---|
| 2024年1月より前 | 米国でETFの承認可否が審査されていた段階 | 様子見のムードが強く、出来高は比較的落ち着いていたとされる |
| 2024年1月 | 米国で複数の現物ビットコインETFが承認・上場 | 世界的な資金流入とともに価格が動き、国内でも売買が活発化したと報じられる |
| 承認から数か月間 | ETFへの資金流入が継続 | 国内でも現物購入や新規口座開設の動きが増加したとされる |
| 2026年時点 | 日本国内では現物ETFは依然として未上場 | 国内投資家は取引所を通じた現物購入が中心の状態が続いている |
実際に、coincheckやbitFlyerといった国内大手の取引所では、値動きの大きい時期にアプリのダウンロード数や新規口座開設の申し込みが増える傾向がたびたび報じられています。具体的な数値は時期や取引所によって異なるため、最新の状況は各社の公式発表で確認することをおすすめします。
日本市場が抱える課題
税制の重さ
日本では、暗号資産の売却益は給与所得などと合算して課税される仕組み(総合課税の雑所得)となっているのが基本とされ、所得水準によっては税率が50%を超える水準に達することもあるとされています。株式投資のような一律の税率が適用される仕組みとは異なるため、ETFのような形で投資しづらいことに加えて、税負担の面でも海外と差があるという指摘があります。詳しい仕組みは税金ガイドでも解説しています。
投資機会の面での遅れ
現物ETFがないことで、証券口座だけで資産形成をしてきた層が暗号資産に触れる機会そのものが少なくなっているという見方もあります。結果として、資金の一部が海外の取引所やサービスに向かう可能性も指摘されており、国内の取引所やサービス提供者にとっても無視できない課題とされています。国内取引所ごとの特徴を比較したい方は、取引所レビューの記事もあわせて参考にしてください。
今後の展望
金融庁を中心に、暗号資産の法的な位置づけや税制のあり方を見直す議論が続けられているとされています。仮に金融商品取引法の枠組みに移行し、税率が申告分離課税に近い形に変わるようなことがあれば、国内でのETF解禁を含めて投資環境が大きく変わる可能性があります。ただし、制度改正には時間がかかることが多く、確定した情報が出るまでは憶測の域を出ません。
これから購入を検討する方は、制度の変化を待つよりも先に、まず基本的な始め方を押さえておくと安心です。始め方ガイドやビットコインの関連記事もあわせてご覧ください。
よくある質問(FAQ)
日本でもビットコインの現物ETFは買えますか
2026年時点では、日本国内の証券取引所に現物ビットコインETFは上場していません。国内の投資家は、暗号資産の取引所を通じて現物のビットコインを直接購入するのが一般的な方法とされています。
ETFと現物のビットコインは何が違いますか
ETFは証券口座で株式と同じように売買できる金融商品で、現物は暗号資産取引所のウォレットで実際にビットコインを保有する方法です。売買の仕組みだけでなく、税金の扱いが異なるとされる点にも注意が必要です。
出来高が増えると価格は上がるのですか
出来高の増加は市場の関心が高まっていることを示す指標のひとつとされていますが、価格の上昇を直接約束するものではありません。需給のバランスや金利動向など、他の要因も価格に影響するとされています。
今後日本でETFが解禁される可能性はありますか
制度面の議論は進められているとされていますが、実現の時期は明らかになっていません。最新の動向は、金融庁や各取引所の公式発表で確認することをおすすめします。
免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としており、投資助言ではありません。最新の情報は公式情報をご確認ください。



