2018年スタートから、仮想通貨界隈が大きく揺れ動きました。
ここ数日の本サイトへの検索エンジンからの流入は過去最高PV数でありました。検索キーワードを並べてみますと・・・
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こういったところでした・・・・。
事件の概要
二日前の2018年1月26日午前2時57分、コインチェック口座から何者かによる不正アクセスによって約5億2300万NEMが抜き出された。当時の日本円価値にして約580億円。
コインチェックが事象の発生に気づいたのは、午前11時25分頃。その後、NEMの入金、売買、出金のそれぞれにおいて一時停止を発表した。
また、その後日本円を含む、すべての取り扱い銘柄の出金を停止した。コインチェックは公式発表にて次のように発表。
当社にて保有しているNEMが不正に外部へ送金されたものでございます。原因に関しましては、現在究明中でございます。また、日本円を含めその他の通貨に同様の事象は確認されておりません。
580億円相当の仮想通貨を流出させたコインチェック本社には、その日のうちに人だかりができた。報道陣だけでなく利用者もつめかけ、怒号を飛ばす人もいたという。
この光景は、2014年に起こった「マウントゴックス事件」を思い出す。(これは後に内部犯行であったことが明らかになっている)
コインチェックはその夜、記者会見を東京証券取引所にて行った。代表取締役社長と取締役、弁護士の3人だ。
社長である和田晃一良社長は、「お騒がせして、深く反省しております、申し訳ございません」と報道陣を前に謝罪した。
会見の中では、コインチェックの今後の方針や顧客の資産保護について、現時点で把握している被害の状況、顧客数などについて、答えを避けるたり、「検討中」などといった曖昧な発言が繰り返しみられ、記者団からは厳しい質問の声が上がった。
「セキュリティは最優先で行ってきた」と発言するも、公式サイトに掲げている「コールドウォレットで管理している」や、「マルチシグにて資産の保護をしている」の二点が虚偽であったことが会見の中で指摘され、言葉を詰まらせたり、沈黙する姿もみられた。
今回の事件は仮想通貨ネムの脆弱性ではなく、あくまでもコインチェックのセキュリティの低さ、ずさんでいい加減な管理が引き起こしたものだ。
また、仮想通貨の性質上、一度流出したものを取り戻すことは不可能だ。ユーザーの「秘密鍵」を取引所が管理している以上、取引所が鍵を紛失したり盗難された場合、顧客の資産は失われたことになる。運命共同体といってもいいのだ。
正直、記者会見での様子では「もうだめかもしれない」、「おわった」などの声もちらほら聞こえ、絶望感を覚えた人は少なくなかった。
不正に送金された仮想通貨NEMの保有者に対する補償が決定
本日未明、これまたビックニュースが飛び込んできた。なんと、コインチェックが自腹を切って失われたNEMを底値で、しかも日本円で、補償するというのだ。
1月26日に不正送金されたNEMの補償について
総額 : 5億2300万XEM
保有者数 : 約26万人
補償方法 : NEMの保有者全員に、日本円でコインチェックウォレットに返金いたします。
算出方法 : NEMの取扱高が国内外含め最も多いテックビューロ株式会社の運営する仮想通貨取引所ZaifのXEM/JPY (NEM/JPY)を参考にし、出来高の加重平均を使って価格を算出いたします。算出期間は、CoincheckにおけるNEMの売買停止時から本リリース時までの加重平均の価格で、JPYにて返金いたします。
算出期間 : 売買停止時(2018/01/26 12:09 日本時間)〜本リリース配信時(2018/01/27 23:00 日本時間)
補償金額 : 88.549円×保有数
補償時期等 : 補償時期や手続きの方法に関しましては、現在検討中です。なお、返金原資については自己資金より実施させていただきます。
NEMで返してくれー!
おっと失礼しました。
今回の補填の大事なポイントはNEMを所持していたすべての人が強制的に日本円に戻される(利益確定扱い)ということです。
今回の補填のNEM価格レートは88.549円。今回の事件がきっかけでおきた暴落のほぼ底値という点にも注目です。
トラブル発生から約一日での対応ということもあり、大衆からは好転したと思われていますが、実際のところはそうでもないようです。あくまでNEMで返済しろと怒り狂う人の姿も見受けられます。
・・・にしても一先ず、返金対応とのことで一安心された方が大半ではないでしょうか。今回の一件でコインチェックがボロ儲けしていr・・ではなく恐ろしいまでの資金力を有していることが判明しました。
今後、セキュリティを高め、しっかりとした管理ができる仮想通貨取引事業主として再び復活することを願って。
当サイトはこれからもコインチェックを応援していきますぞ!