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※本記事にはアフィリエイト広告(A8.net)を含みます。記載の内容は2026年8月時点で公開情報を確認した一般的な解説です。
「イーサリアムの送金手数料(ガス代)は高い」という認識は、2026年時点では半分しか正しくありません。同じ1回の送金でも、経路や時間帯の選び方によって、支払う手数料が100分の1程度まで変わることがあるためです。高いのはイーサリアムそのものではなく、「混雑したメインネットを、混雑した時間帯に、初期設定のまま使う」という送り方だと言えます。
この記事では、送金手数料が決まる仕組みを最初に押さえたうえで、今日から実践できる5つの節約方法を効果の大きい順に解説します。読み終える頃には、「なぜ高いのか分からないまま払う」状態から抜け出し、送金のたびに自分で最適な経路を選べるようになるはずです。
解説にあたっては、イーサリアム公式ドキュメントと主要なレイヤー2ネットワークの公開資料を突き合わせて整理しました。それでは、順に見ていきましょう。
前提:送金手数料(ガス代)はどう決まるのか
イーサリアムの送金手数料は「ガス使用量×ガス単価」で決まります。ガス使用量は処理の複雑さで決まる値で、単純なETH送金なら21,000ガスです。一方のガス単価は、ネットワークの混雑度に応じて刻々と変動します。
2021年のEIP-1559というアップグレード以降、ガス単価は「Base Fee(基本料金)」と「Priority Fee(優先料金)」の合計になりました。Base Feeは直前のブロックの混雑度からプロトコルが自動的に決めるため、混雑しているタイミングに送るほど手数料は機械的に高くなる仕組みです。つまり節約の方向性は「安いネットワークを使う」「空いている時間に送る」「単価の設定を調整する」の3つに集約されます。以下の5つの方法は、すべてこのどれかに対応しています。
日本円の入出金に対応した国内の登録業者なら、購入から送金まで一つの口座で完結します。口座開設と維持の費用はかからず、取扱銘柄や手数料体系は公式サイトで確認できます。
口座開設の手順を見る(無料) →PR・GMOコイン(GMOコイン株式会社)。手数料や取扱銘柄は変更されることがあるため、最新の内容は公式サイトでご確認ください。暗号資産は価格変動が大きく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
方法1:レイヤー2(L2)で送る——効果は最大級
もっとも効果が大きいのは、ArbitrumやOptimism、Baseといった「レイヤー2(L2)」の利用です。L2はイーサリアム本体(メインネット)の外で取引を処理し、結果だけをまとめて本体に記録する拡張ネットワークで、1件あたりの手数料が大幅に安くなります。メインネットで数百円〜数千円かかる場面でも、L2なら数円〜数十円程度で済むことが一般的とされています。
注意点は、送る側と受け取る側が同じネットワークに対応している必要があることです。取引所への送金なら、その取引所がArbitrum等での入金に対応しているかを必ず公式サイトで確認してください。対応していないネットワークに送ると、資産を取り戻せなくなるおそれがあります。
方法2:混雑していない時間帯を選ぶ
Base Feeは混雑度で決まるため、送る時間をずらすだけでも手数料は変わります。一般に、欧米の取引が活発な時間帯(日本時間の夜〜深夜)は混雑しやすく、日本時間の早朝〜午前は比較的空いている傾向があるとされています。また、人気NFTの発売や大型アップデートの直後は一時的に急騰します。
急ぎでない送金なら、Etherscanのガストラッカーなどで現在のガス単価を確認し、Base Feeが落ち着いたタイミングを狙うのが実践的です。数十分待つだけで単価が半分以下になることも珍しくありません。
方法3:ガス代を手動で設定する
MetaMaskなどのウォレットでは、Max Fee(支払い上限)とPriority Fee(優先料金)を手動で調整できます。急がない送金であればPriority Feeを低めに設定することで、数%〜数十%の節約が可能です。実際の支払額はBase Fee+Priority Feeで計算され、Max Feeとの差額は請求されないため、上限には少し余裕を持たせておくのが安全な設定方法です。
ただし下げすぎると、トランザクションがいつまでも処理されない「保留(Pending)」状態になります。仕組みの詳細はテクニカル解説カテゴリの記事も参考にしてください。
方法4:取引所の送金サービスとネットワーク選択を活用する
取引所から送金する場合、ガス代を自分で払うのではなく、取引所が定める送金手数料を払う形になります。国内取引所の中には、ETHの送金手数料を無料または固定額としているところもあるとされ、送金額や状況によってはメインネットを自分で使うより安く済みます。手数料体系は変更されることがあるため、bitFlyerやGMOコインなどの公式サイトで最新の手数料表を確認してください。
また、取引所や送金先が複数のネットワークに対応している場合は、送金画面でL2や別チェーンを選べることがあります。同じ資産でも選ぶネットワークによって手数料が大きく変わるため、送金前に選択肢を一度確認する習慣をつけましょう。
方法5:送金の回数と設計そのものを見直す
手数料は1件ごとにかかるため、少額を何度も送るより、まとめて1回で送るほうが総額は安くなります。定期的に取引所からウォレットへ移しているなら、頻度を見直すだけで年間の手数料は目に見えて減ります。
長期保管が目的なら、ハードウェアウォレットへ1回で移してしまうのも合理的です。選び方はハードウェアウォレットのガイド記事で詳しく解説しています。製品はAmazonなどでも入手できます(Amazonでハードウェアウォレットを検索)。なお、これから口座開設や送金を始める段階の方は、先に仮想通貨の始め方ガイドで全体の流れを押さえておくと迷いません。
よくある質問(FAQ)
送金手数料の目安はいくらですか?
混雑度とETH価格で常に変動するため一概には言えませんが、メインネットの単純送金で数十円〜数百円程度、混雑時はそれ以上になることもあるとされています。L2では数円程度に収まることが多いとされます。送金前にウォレットの見積もり表示と、Etherscanなどのガストラッカーで最新の水準を確認してください。
ガス代は送金するETHとは別に必要ですか?
はい。ガス代は送金額から差し引かれるのではなく、ウォレット残高から別に支払われます。ETHを全額送ろうとするとガス代分が不足して失敗するため、少し残しておく必要があります。ERC-20トークン(イーサリアム上で発行されたトークン)を送る場合も、ガス代はETHで支払います。
安さだけでL2を選んで問題ありませんか?
受け取り側が対応していれば、日常的な送金でL2を選ぶことは合理的です。ただしネットワークを間違えると資産を失うおそれがあるため、送金前に必ず双方の対応状況を確認し、初回は少額でテスト送金するのが安全です。
免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としており、投資助言ではありません。最新の情報は公式情報をご確認ください。