暗号資産(仮想通貨)の取引を始めようと考えたとき、どの取引所を選ぶかは非常に重要な判断ポイントです。日本国内には複数の暗号資産取引所がありますが、その中でも「GMOコイン」は、GMOインターネットグループという大手IT企業を母体に持つ取引所として、安定した運営基盤と幅広いサービスで多くのユーザーに支持されています。
GMOコインの大きな特徴は、日本円の入出金手数料や暗号資産の送金手数料が無料であるという点です。多くの取引所が出金や送金時に手数料を徴収する中、GMOコインはこれらの手数料を無料にすることで、ユーザーのコスト負担を最小限に抑えています。特に、DeFiやNFTのために暗号資産をウォレットに送金する機会が多い方にとって、送金手数料が無料であることは大きなメリットと言えるでしょう。
また、GMOコインは「取引所」形式と「販売所」形式の両方を提供しているほか、レバレッジ取引、暗号資産FX、つみたて暗号資産、貸暗号資産(レンディング)、ステーキングなど、多彩なサービスを一つのプラットフォームで利用できることも強みです。2026年3月時点で、取り扱い銘柄数も26銘柄以上と国内取引所の中でも充実した水準にあります。
本記事では、GMOコインの特徴や評判、手数料体系、取り扱い銘柄、各種サービスの詳細、口座開設の手順、そして他の取引所との比較まで、網羅的に解説していきます。暗号資産取引所の選択に迷われている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
目次
1. GMOコインとは?会社概要と特徴
1-1. 運営会社と沿革
GMOコイン株式会社は、東証プライム上場企業であるGMOインターネットグループ株式会社の子会社です。2016年に設立され、2017年に暗号資産交換業者として金融庁に登録(関東財務局長 第00006号)されました。
GMOインターネットグループは、インターネットインフラ、金融、暗号資産・ブロックチェーンなど幅広い事業を展開しており、グループ内にはGMOクリック証券(国内有数のFX・証券会社)やGMOペイメントゲートウェイ(決済サービス)なども含まれています。
こうした金融サービスの運営ノウハウをグループ内で共有できることが、GMOコインの安定した運営基盤につながっていると考えられます。特に、GMOクリック証券で培われた取引システムの開発・運用経験は、GMOコインのトレーディングプラットフォームの品質にも反映されています。
1-2. GMOコインの主な特徴
GMOコインの主な特徴を整理してみましょう。
各種手数料が無料: 日本円の即時入金手数料、日本円の出金手数料、暗号資産の預入・送付手数料が無料です。これは国内取引所の中でも大きな差別化ポイントとなっています。
取引所と販売所の両方を提供: 板取引ができる「取引所」と、GMOコインが相手方となって売買する「販売所」の両方を利用できます。取引所はスプレッドが狭い(手数料が安い)メリットがあり、販売所は即座に約定するメリットがあります。
豊富な取引サービス: 現物取引に加えて、レバレッジ取引(最大2倍)、暗号資産FX、つみたて暗号資産、貸暗号資産、ステーキングなど、多彩なサービスを提供しています。
充実したスマートフォンアプリ: iOSおよびAndroid対応のスマートフォンアプリが提供されており、チャート分析や取引、ポートフォリオ管理をスマートフォンから手軽に行えます。
API対応: トレーディングAPIが提供されており、自動売買プログラムの構築が可能です。
1-3. GMOコインが向いているユーザー層
GMOコインは、以下のようなユーザーに特に向いていると考えられます。
- 手数料を抑えたい方(特に日本円の出金や暗号資産の送金が多い方)
- 板取引で指値注文を行いたい中・上級者
- DeFiやNFTのために暗号資産をウォレットに送金する機会が多い方
- 一つの取引所で多様なサービス(現物、レバレッジ、積立、ステーキング等)を利用したい方
- 安定した運営基盤を重視する方
2. GMOコインの手数料体系を徹底解説
2-1. 入出金手数料
GMOコインの入出金手数料は以下の通りです。
日本円の入金:
- 即時入金(住信SBIネット銀行、PayPay銀行など提携銀行):無料
- 銀行振込:無料(振込手数料は自己負担)
日本円の出金:
- 無料(大口出金の場合も手数料無料)
多くの暗号資産取引所では、日本円の出金時に数百円程度の手数料が発生しますが、GMOコインではこれが無料です。利益確定後に日本円を銀行口座に引き出す際に手数料がかからないのは、実用面で大きなメリットと言えるでしょう。
2-2. 暗号資産の入出庫手数料
暗号資産の預入(入庫): 無料(マイナーに支払うネットワーク手数料は自己負担)
暗号資産の送付(出庫): 無料
暗号資産の送付手数料が無料である点は、GMOコインの最大の差別化ポイントの一つです。例えば、ビットコインの送金手数料はネットワークの混雑状況によって変動し、時期によっては数千円程度の手数料がかかることもあります。GMOコインではこの手数料をGMOコイン側が負担してくれるため、ユーザーの負担がありません。
ただし、送付には最低送付金額が設定されており、全額送付の場合を除いてこの金額以上の送付が必要です。また、送付先アドレスの登録が必要で、初回登録から一定時間経過後に送付が可能になるなど、セキュリティ面での制約がある点は留意しておきましょう。
2-3. 取引手数料
販売所:
- 取引手数料:無料
- ※ただし、売買価格にスプレッド(買値と売値の差)が含まれています
販売所のスプレッドは、暗号資産の種類や市場の状況によって変動しますが、一般的にビットコインの場合で数%程度とされています。販売所のスプレッドは「見えない手数料」とも言われ、実質的なコストとして認識しておく必要があります。
取引所(現物取引):
- Maker手数料:-0.01%(指値注文で板に流動性を提供する場合、手数料が還元される)
- Taker手数料:0.05%(成行注文で板から流動性を取る場合)
取引所のMaker手数料がマイナス(つまりリベートがある)点は注目に値します。指値注文を使って取引を行えば、手数料を支払うどころか、わずかながらリベートを受け取ることができます。頻繁に取引を行う方にとっては、このリベートの積み重ねは無視できない効果になるかもしれません。
取引所(レバレッジ取引):
- 取引手数料:無料
- 建玉管理料:建玉ごとに0.04%/日(ポジションを翌日に持ち越す場合に発生)
3. 取り扱い銘柄と通貨ペア
3-1. 取り扱い暗号資産
2026年3月時点で、GMOコインは26銘柄以上の暗号資産を取り扱っています。主な取り扱い銘柄は以下の通りです。
主要通貨:
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XRP)
- ライトコイン(LTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
DeFi・スマートコントラクト関連:
- ソラナ(SOL)
- ポルカドット(DOT)
- コスモス(ATOM)
- チェーンリンク(LINK)
- ポリゴン(MATIC / POL)
- アバランチ(AVAX)
その他の銘柄:
- エンジンコイン(ENJ)
- ベーシックアテンショントークン(BAT)
- ステラルーメン(XLM)
- テゾス(XTZ)
- モナコイン(MONA)
- メイカー(MKR)
- ダイ(DAI)
- シンボル(XYM)
- アスター(ASTR)
- ドージコイン(DOGE)
- ザ・サンドボックス(SAND)
- ファイルコイン(FIL)
取り扱い銘柄数は、Coincheck(コインチェック)やbitFlyer(ビットフライヤー)など他の主要国内取引所と比較しても充実した水準にあります。
3-2. 各サービスの対応銘柄
注意しておきたいのは、全ての銘柄が全てのサービスで利用できるわけではないという点です。
- 販売所: ほぼ全銘柄に対応
- 取引所(現物): 主要銘柄に対応(BTC、ETH、XRP、SOL、DOGEなど)
- 暗号資産FX / レバレッジ取引: BTC、ETH、XRP、LTCなど一部銘柄
- つみたて暗号資産: 対応銘柄は限定的
- 貸暗号資産: ほぼ全銘柄に対応
- ステーキング: 対応銘柄に限りがある(ETH、SOL、ATOMなど)
取引所(板取引)で取引できる銘柄は、販売所と比べると限られています。板取引でスプレッドの狭い取引を行いたい場合は、希望する銘柄が取引所に対応しているかを事前に確認しておくことをおすすめします。
3-3. 銘柄の追加動向
GMOコインは定期的に新しい銘柄を追加しており、国内取引所の中では比較的積極的に銘柄ラインナップを拡充している印象があります。新しい銘柄の追加は、GMOコインの公式サイトやSNSアカウントで告知されます。
ただし、銘柄の追加は金融庁のガイドラインに基づいた審査を経て行われるため、海外の取引所と比べると上場のスピードは遅い傾向にあります。これは日本の規制環境に起因するものであり、GMOコインに限った話ではありません。
4. GMOコインの主要サービス
4-1. つみたて暗号資産
「つみたて暗号資産」は、毎日または毎月、設定した金額の暗号資産を自動的に購入するサービスです。ドルコスト平均法(DCA)を手軽に実践できるため、暗号資産投資の初心者の方にも取り組みやすいサービスと言えるでしょう。
サービスの特徴:
- 毎日プランと毎月プランから選択可能
- 500円から設定可能(少額から始められる)
- 設定後は自動的に購入が実行されるため、手間がかからない
- 購入のタイミングを分散することで、価格変動リスクを軽減する効果が期待できる
ドルコスト平均法は、価格が高い時には少なく、価格が低い時には多く購入することになるため、長期的に平均取得価格を平準化する効果があります。暗号資産のように価格変動が激しい資産クラスでは、特に有効な投資手法と考えられています。
4-2. 貸暗号資産(レンディング)
「貸暗号資産」は、保有している暗号資産をGMOコインに貸し出し、貸出期間に応じた利息(貸借料)を受け取るサービスです。
サービスの特徴:
- 対応する暗号資産が幅広い
- 年率は銘柄や貸出期間によって異なる(通常1%〜10%程度)
- 貸出期間中は暗号資産の売却や送付ができない
- 中途解約には手数料がかかる場合がある
貸暗号資産を利用することで、保有しているだけの暗号資産から追加のリターンを得ることが可能です。ただし、貸出期間中は暗号資産を動かせないため、急な価格変動に対応できないリスクがある点は理解しておく必要があります。
また、貸暗号資産で得た利息は税法上の「雑所得」として課税対象になります。利息の受取時の時価で所得が計上されるため、確定申告の際に適切に計上する必要があります。
4-3. ステーキング
ステーキングは、対象の暗号資産を保有するだけで報酬が得られるサービスです。PoS(Proof of Stake)コンセンサスメカニズムを採用する暗号資産で利用可能で、GMOコインが保有資産のステーキングを代行してくれます。
2026年3月時点で、GMOコインのステーキング対応銘柄にはイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、コスモス(ATOM)などが含まれています。報酬率は暗号資産の種類やネットワークの状況によって変動しますが、年率数%程度の報酬が期待できます。
貸暗号資産との大きな違いは、ステーキングでは暗号資産のロック期間が比較的柔軟で、売却も比較的容易に行えるケースが多い点です。ただし、具体的な条件はサービスの仕様によって異なるため、利用前に確認しておくことをおすすめします。
4-4. 暗号資産FXとレバレッジ取引
GMOコインでは、現物取引に加えてレバレッジを活用した取引も可能です。
暗号資産FX: 差金決済(CFD)方式で、実際に暗号資産を保有することなく価格変動の差額で利益を狙う取引です。最大2倍のレバレッジが利用でき、「売り」から取引を始めることもできるため、下落相場でも利益を狙える可能性があります。
取引所(レバレッジ取引): 板取引形式でレバレッジ取引を行うことができます。暗号資産FXと異なり、取引所の板を使って取引するため、スプレッドが比較的狭い傾向にあります。
レバレッジ取引は利益を拡大できる一方で、損失も同様に拡大します。証拠金維持率が一定水準を下回ると、強制的にポジションが決済される「ロスカット」が執行される場合があるため、リスク管理には十分な注意が必要です。
5. GMOコインの評判と口コミ
5-1. ポジティブな評判
GMOコインに対するポジティブな評判としては、以下のような声が多く見られます。
手数料の安さ: 「日本円の出金手数料と暗号資産の送金手数料が無料なのは、他の取引所にはない大きなメリット」「DeFiを使うために頻繁にETHを送金するので、送金手数料無料は本当にありがたい」
取引所(板取引)のスプレッドの狭さ: 「販売所のスプレッドが気になるので取引所(板取引)を使っているが、GMOコインの取引所はスプレッドが狭くて取引しやすい」「Maker手数料がマイナスなので、指値注文を多用するユーザーにとってはお得」
サービスの多様性: 「一つの取引所で現物、レバレッジ、積立、ステーキングまで全部できるので便利」「積立を設定しておけば自動的に購入してくれるので、忙しいサラリーマンでも続けやすい」
運営基盤の安定性: 「GMOグループという大手の子会社なので、経営面での安心感がある」
5-2. ネガティブな評判
一方で、以下のようなネガティブな評判も見られます。
販売所のスプレッドが広い: 「販売所で購入すると、買値と売値の差(スプレッド)が大きく、実質的に高い手数料を支払うことになる」「板取引で取り扱っていない銘柄は販売所で買うしかないが、スプレッドが気になる」
これは販売所形式全般に共通する課題であり、GMOコインに限った話ではありません。スプレッドを避けたい場合は、取引所(板取引)で取り扱いのある銘柄を中心に取引することをおすすめします。
送金の制限: 「暗号資産の送付時に、送付先アドレスの事前登録が必要で、即座に送金できないことがある」「送付の最低金額が設定されているため、少額の送金ができない場合がある」
セキュリティの観点からの制限であり、不正送金を防止するための措置ではありますが、利便性とのトレードオフになっている面があります。
メンテナンスの頻度: 「定期メンテナンスの頻度が高いと感じることがある」「メンテナンス中は取引ができないため、タイミングが悪いと機会損失になることも」
5-3. 評判の総合評価
全体として、GMOコインは手数料の安さ、サービスの多様性、運営基盤の安定性という点で高い評価を得ている取引所と言えます。特に、暗号資産の送金手数料が無料である点は、他の取引所にはない明確な強みです。
一方で、販売所のスプレッドの広さや送金時の制限など、改善の余地がある部分も指摘されています。取引所を選ぶ際は、自分の利用スタイルに合った取引所を選ぶことが重要であり、GMOコインが最適かどうかは、個々のニーズによって判断が分かれるところでしょう。
6. セキュリティと信頼性
6-1. セキュリティ対策
GMOコインは、以下のようなセキュリティ対策を実施しています。
コールドウォレット管理: 顧客の暗号資産の大部分は、インターネットに接続されていない「コールドウォレット」で管理されています。これにより、ハッキングによる資産の流出リスクを大幅に低減しています。
マルチシグ(複数署名): 暗号資産の送金には複数の秘密鍵による承認が必要な「マルチシグ」方式が採用されています。一つの秘密鍵が漏洩しても、それだけでは資産の移動ができない仕組みです。
二段階認証(2FA): ログイン時や出金時に、パスワードに加えてSMSやGoogle Authenticatorによる二段階認証を求めることで、不正アクセスを防止しています。
送付先アドレスの事前登録制: 暗号資産の送付先アドレスを事前に登録する必要があり、未登録のアドレスへの送付はできません。これにより、フィッシング詐欺などで不正な送金先に資産が送られることを防止しています。
6-2. 資産の分別管理
金融庁の規制に基づき、GMOコインでは顧客の資産と自社の資産を明確に分別して管理しています。これは、万が一GMOコインが経営困難に陥った場合でも、顧客の資産が保全されることを目的とした規制です。
日本円の預託金については、信託保全(信託銀行への預け入れ)が行われています。暗号資産については、自社の暗号資産と同種・同量以上の暗号資産を保有する「履行保証暗号資産」として管理されています。
6-3. 過去のセキュリティインシデント
2026年3月時点で、GMOコインにおいて重大なセキュリティインシデント(ハッキングによる顧客資産の流出など)は報告されていません。
GMOインターネットグループのセキュリティチームによる監視体制や、定期的なセキュリティ監査の実施が、インシデントの未然防止に寄与していると考えられます。
ただし、暗号資産取引所のセキュリティに「絶対」はありません。ユーザー側でも、強固なパスワードの設定、二段階認証の有効化、フィッシングメールへの注意など、基本的なセキュリティ対策を心がけることが重要です。
7. 口座開設の手順と始め方
7-1. 口座開設の流れ
GMOコインの口座開設は、Webサイトまたはスマートフォンアプリから行うことができます。基本的な流れは以下の通りです。
「かんたん本人確認」を利用すれば、スマートフォンのカメラで本人確認書類と顔写真を撮影するだけで手続きが完了し、最短当日中に口座開設が完了する場合があります。
7-2. 日本円の入金方法
口座開設が完了したら、取引を始めるために日本円を入金します。
即時入金: 提携銀行(住信SBIネット銀行、PayPay銀行、ゆうちょ銀行など)のインターネットバンキングを利用して、即座に入金が反映されます。手数料は無料です。
銀行振込: GMOコイン指定の銀行口座に振り込む方法です。振込手数料は自己負担ですが、GMOコイン側の入金手数料は無料です。反映までに時間がかかる場合があります。
初めて暗号資産を購入する場合は、まず少額から入金して取引の流れに慣れることをおすすめします。
7-3. 暗号資産の購入方法
日本円の入金が完了したら、暗号資産を購入してみましょう。
販売所での購入(簡単な方法):
取引所での購入(手数料を抑えたい方向け):
取引に慣れないうちは販売所での購入が簡単ですが、スプレッドのコストを考えると、取引所(板取引)での指値注文に挑戦してみることをおすすめします。
8. 他の取引所との比較
8-1. GMOコイン vs Coincheck(コインチェック)
CoincheckはマネックスグループのサービスCoincheck株式会社が運営する取引所で、アプリのダウンロード数で国内トップクラスの実績があります。
手数料面の比較:
- 日本円の出金手数料:GMOコインは無料、Coincheckは407円
- 暗号資産の送金手数料:GMOコインは無料、Coincheckは通貨によって異なる(BTC: 0.0005BTC程度)
- 取引所の取引手数料:GMOコインはMaker -0.01% / Taker 0.05%、Coincheckは無料
サービス面の比較:
- GMOコインは取引所・販売所・レバレッジ・FX・積立・レンディング・ステーキングと多彩
- Coincheckは販売所が中心で、Coincheckつみたて、Coincheck NFT、IEOなどのサービスを提供
- 取り扱い銘柄数はいずれも20銘柄以上で充実
頻繁に出金や暗号資産の送金を行う方にはGMOコインが有利であり、アプリの使いやすさやNFT関連サービスを重視する方にはCoincheckが向いている傾向にあります。
8-2. GMOコイン vs bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyerは国内でも老舗の暗号資産取引所で、ビットコインの取引量が多いことで知られています。
手数料面の比較:
- 日本円の出金手数料:GMOコインは無料、bitFlyerは220円〜770円
- 暗号資産の送金手数料:GMOコインは無料、bitFlyerは通貨によって異なる
- 取引所の取引手数料:GMOコインはMaker -0.01% / Taker 0.05%、bitFlyerは0.01%〜0.15%
サービス面の比較:
- bitFlyerにはビットコインの取引量の多さという強みがある
- bitFlyerはビットコイン決済サービス(bitFlyer ウォレット)を提供
- GMOコインの方がサービスの種類が豊富(暗号資産FX、ステーキングなど)
ビットコインの板取引の流動性を重視する場合はbitFlyer、全体的な手数料の安さやサービスの多様性を重視する場合はGMOコインが選択肢になるでしょう。
8-3. 取引所選びのポイント
最終的には、自分の投資スタイルやニーズに合った取引所を選ぶことが最も重要です。以下のポイントを参考に、比較検討してみてはいかがでしょうか。
- 手数料: 出金や送金の頻度が高い方は、GMOコインの手数料無料の恩恵が大きい
- 取り扱い銘柄: 取引したい暗号資産が取り扱われているか
- 板取引の流動性: 大口取引や指値注文を多用する方は、取引所の流動性を確認
- サービスの充実度: 積立、ステーキング、レバレッジなど、利用したいサービスがあるか
- アプリの使いやすさ: スマートフォンで取引する方は、アプリの操作性も重要
- セキュリティ: セキュリティ対策の充実度と過去のインシデントの有無
複数の取引所に口座を開設し、用途に応じて使い分けるというのも一つの有効な方法です。
まとめ
本記事では、GMOコインの特徴、手数料体系、取り扱い銘柄、各種サービス、評判、セキュリティ、口座開設の手順、そして他の取引所との比較について、網羅的に解説してきました。
ポイントを振り返ってみましょう。
- GMOコインはGMOインターネットグループの子会社が運営する、信頼性の高い暗号資産取引所です
- 日本円の出金手数料と暗号資産の送金手数料が無料という、国内トップクラスの手数料体系を持っています
- 取引所(板取引)のMaker手数料が-0.01%で、指値注文にはリベートがあります
- 26銘柄以上の暗号資産を取り扱っており、銘柄数は国内でも充実した水準です
- つみたて暗号資産、貸暗号資産、ステーキング、暗号資産FXなど多彩なサービスを提供しています
- コールドウォレット管理、マルチシグ、二段階認証など、セキュリティ対策も充実しています
- 販売所のスプレッドの広さは改善が期待される点です
GMOコインは、手数料を抑えたい方、暗号資産の送金頻度が高い方、一つの取引所で多様なサービスを利用したい方にとって、有力な選択肢の一つと言えるでしょう。ただし、取引所選びに「万人に最適な正解」はありませんので、自分の投資スタイルやニーズをよく考えた上で、最適な取引所を選択されることをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
Q1. GMOコインの口座開設にはどのくらい時間がかかりますか?
「かんたん本人確認」を利用した場合、最短で申し込み当日中に口座開設が完了することがあります。本人確認書類の郵送による確認を選択した場合は、書類の到着と審査を含めて数日〜1週間程度かかる場合があります。口座開設自体に費用はかかりません。
Q2. GMOコインの最低取引金額はいくらですか?
販売所では、暗号資産の種類によって異なりますが、ビットコインの場合は0.00001BTC(数十円程度)から購入可能です。つみたて暗号資産では500円から設定できます。取引所(板取引)の場合は、通貨ペアによって最小注文数量が異なりますので、事前にご確認ください。
Q3. GMOコインの暗号資産送金が無料なのはなぜですか?
GMOコインがマイナーに支払うネットワーク手数料(ガス代)を自社で負担しているためです。これは、GMOコインのビジネス戦略として、送金手数料無料をユーザー獲得の差別化ポイントとして位置づけているためと考えられます。ただし、将来的にこの方針が変更される可能性がないとは言えませんので、最新の手数料情報は公式サイトで確認することをおすすめします。
Q4. GMOコインはスマートフォンだけで利用できますか?
はい、GMOコインはiOS/Android対応のスマートフォンアプリを提供しており、口座開設から入金、取引、出金まで全ての操作をスマートフォンだけで行うことが可能です。アプリにはチャート機能や注文機能も搭載されており、外出先からでも取引を行えます。
Q5. GMOコインでレバレッジ取引を行う際の注意点は何ですか?
レバレッジ取引は、自己資金以上の金額で取引を行うことができるため、利益だけでなく損失も拡大するリスクがあります。GMOコインのレバレッジ取引の倍率は最大2倍です。証拠金維持率が一定水準を下回るとロスカットが執行される点、ポジションを翌日に持ち越すと建玉管理料(0.04%/日)が発生する点に特にご注意ください。レバレッジ取引は十分な知識と経験を持った上で利用されることをおすすめします。
Q6. GMOコインと従来の証券口座は連携できますか?
2026年3月時点で、GMOコインとGMOクリック証券など他のGMOグループのサービスとの口座間での直接的な資金移動機能は提供されていません。ただし、同じGMOグループのサービスであるため、将来的に連携機能が追加される可能性はあるかもしれません。現時点では、それぞれのサービスに個別に入金する必要があります。
Q7. GMOコインの取引で得た利益には税金がかかりますか?
はい、GMOコインでの暗号資産取引で得た利益は、原則として「雑所得」として課税対象になります。年間の暗号資産の利益が20万円を超える場合は確定申告が必要です(給与所得者の場合)。GMOコインでは年間取引報告書をダウンロードすることができるため、確定申告の際の計算に活用できます。税務処理の詳細については、税理士に相談されることをおすすめします。
※本記事は情報提供を目的としており、GMOコインの口座開設や暗号資産への投資を推奨するものではありません。暗号資産への投資は元本割れのリスクがあり、投資判断はご自身の責任で行ってください。本記事に記載の手数料、サービス内容、取り扱い銘柄等は2026年3月時点の情報であり、変更される可能性があります。最新の情報はGMOコインの公式サイトでご確認ください。レバレッジ取引には追加のリスクが伴い、損失が証拠金を上回る可能性があります。