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次の半減期がいつ来るかは、カレンダーではなく「ブロックの数」で決まっています。正確な日付を断言できる人は世界中に一人もいないのに、到達点そのものは何年も前から確定している——これがビットコインの半減期という仕組みの、少し不思議なところです。
「次は2028年らしい」とは聞くものの、調べるたびに3月と書いてあったり4月と書いてあったりして、どれを信じればいいのか分からない。積立の計画を立てたいのに前提が定まらない。そんなもやもやを抱えたまま読み進めている方に向けて、この記事ではブロック高から自分で逆算する方法、過去4回の実績、そして次回までに注目したい変化を順に整理します。
読み終わるころには、誰かが出した予測日付に振り回されず、「いま残りは何ブロックだから、おおよそあと何日」と自分で言えるようになります。本稿は、公開されているビットコインの発行ルールと、過去4回の半減期で実際に記録されたブロック高を突き合わせて構成しました。順に見ていきましょう。
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GMOコインの口座開設ページを見る →PR・GMOコイン(GMOコイン株式会社)。手数料や取扱銘柄は変更されることがあるため、最新の内容は公式サイトでご確認ください。暗号資産は価格変動が大きく、投資判断はご自身の責任でお願いします。半減期とは何か——新規発行が4年に一度、半分になるルール
半減期(ハービング)とは、マイニングに成功した参加者へ新しく発行されるビットコインの量が、あらかじめ決められたタイミングで半分に減る仕組みのことです。マイニングとは取引を検証してブロックという単位で記録に残す作業で、その対価として「新規発行分」と「利用者が払った取引手数料」が支払われます。半減期で半分になるのは、このうち新規発行分だけです。
半減期は21万ブロックごとに訪れます。1ブロックが生成される間隔がおよそ10分になるよう自動調整されているため、21万ブロックはおおむね4年分に相当します。発行ペースは段階的に落ち、最終的に総発行量2,100万枚で打ち止めになる設計です。すでに全体の9割以上が発行済みとされており、残りは100年以上かけて少しずつ供給されていきます。
誰かが会議で決めるのではなく、プログラムに書かれた条件が満たされた瞬間に自動で切り替わる。この「人の裁量が入らない発行スケジュール」こそが、ビットコインが希少性の根拠として語られる理由です。基本的な仕組みからおさらいしたい方は始め方ガイドもあわせてご覧ください。
次の半減期は2028年の春ごろと見込まれる
直近の半減期は2024年4月、ブロック高840,000で実施され、1ブロックあたりの新規発行は6.25BTCから3.125BTCになりました。次に訪れるのはブロック高1,050,000で、そこで1.5625BTCへと減ります。時期としては2028年の3〜4月ごろという見方が一般的です。
ここで押さえておきたいのは、「2028年◯月◯日」という日付はあくまで予測値だという点です。確定しているのはブロック高1,050,000という条件だけで、そこへ到達する速度はその時々のマイニング状況で前後します。資料によって日付が数週間ずれているのは、書き手が間違っているのではなく、そもそも幅を持った数字だからです。
過去4回と次回の報酬推移
| 回 | 時期 | ブロック高 | ブロック報酬の変化 |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 2012年11月 | 210,000 | 50BTC → 25BTC |
| 2回目 | 2016年7月 | 420,000 | 25BTC → 12.5BTC |
| 3回目 | 2020年5月 | 630,000 | 12.5BTC → 6.25BTC |
| 4回目 | 2024年4月 | 840,000 | 6.25BTC → 3.125BTC |
| 5回目(予定) | 2028年春ごろ | 1,050,000 | 3.125BTC → 1.5625BTC |
間隔がきれいに4年ではなく、3年8か月から4年数か月の幅で揺れている点に注目してください。この揺れが、次回の日付を断定できない理由そのものです。
ブロック高から逆算する——自分で計算する3ステップ
予測日付を人に聞かなくても、次の3ステップでおおよその時期は自分で出せます。
- 現在のブロック高を確認する(多くのブロック閲覧サービスや取引所の情報ページで公開されています)
- 1,050,000から現在のブロック高を引き、残りブロック数を出す
- 残りブロック数を144で割る(1日あたりの平均生成数がおよそ144ブロックのため、答えがおおよその残り日数になります)
たとえば残りが86,000ブロックなら、86,000÷144でおよそ597日、つまり1年8か月ほど先という計算になります。1日144ブロックという数字は「10分×144=1,440分=24時間」から来ているので、覚えておくと暗算で概算できます。
予測がずれる理由:難易度調整とハッシュレート
ビットコインには、2,016ブロックごとにマイニングの難易度を自動で調整する仕組みがあります。参加者の計算能力(ハッシュレート)が増えてブロック生成が速くなれば難易度を上げ、減って遅くなれば下げることで、平均10分に引き戻す設計です。
ただし調整は事後的に行われるため、計算能力が伸び続けている局面では実際の平均間隔が10分をわずかに下回る状態が続きます。結果として半減期は、単純な10分計算よりやや早く到来する傾向があるとされています。これが「3月説」と「4月説」が併存する正体です。
2028年までに注目したい3つの変化
マイナー収益に占める手数料の比率
新規発行が半分になるということは、マイナーの収入源のうち手数料の比重が相対的に高まるということです。1.5625BTCまで減る2028年以降、そして2032年、2036年と半減が続くにつれ、ネットワークの維持費用を誰がどう負担するのかという議論は避けて通れなくなります。技術的な背景は技術カテゴリの記事でも扱っています。
供給ペースの鈍化と保有者の行動
新規に市場へ出てくる量が減る一方で、需要がどう動くかは誰にも分かりません。「供給が減れば必ず上がる」という単純な図式で語られがちですが、実際の相場は世界の金利、規制、機関投資家の資金流入など多くの要因で動きます。供給スケジュールは確定情報、需要は不確定情報、と分けて考えるのが健全です。
期待だけが先行する期間の長さ
半減期が近づくと関連情報が一気に増え、「半減期前に必ず買うべき」といった断定的な発信も目立つようになります。過去4回それぞれで相場の動きは異なっており、同じ経過をたどる保証はありません。断定的な勧誘や高額な情報商材が増える時期でもあるため、詐欺の見分け方を先に頭に入れておくと安全です。
半減期までの数年で個人ができる準備
数年先のイベントに対してできることは、実のところ地味な準備がほとんどです。まず、取引環境を整えておくこと。国内の主要な取引所であれば口座開設から入金までに数日かかることもあるため、思い立った時期に慌てないよう先に済ませておくと落ち着いて動けます。手数料体系や取扱通貨は各社で異なるので、コインチェックやビットバンクなど、実際に使う候補の公式サイトで最新の条件を確認してください。
次に、保管方法の見直しです。数年単位で持つつもりなら、取引所に置きっぱなしにせず自分で管理する選択肢も検討に値します。専用機器で秘密鍵を保管する方法についてはハードウェアウォレットの解説で整理しており、製品の種類を比較したい場合は取扱一覧から公式代理店の出品かどうかを必ず確認してから選んでください。
最後に記録です。売却や交換をした年には課税関係が発生しますので、取引履歴は都度残しておきましょう。考え方は税金ガイドにまとめています。
よくある質問(FAQ)
半減期の正確な日付はいつ確定しますか
厳密には、ブロック高1,050,000のブロックが生成された瞬間に確定します。数日前になれば残りブロック数が少なくなり誤差も小さくなるため、直前になるほど予測の精度は上がっていきます。数か月前の時点では数週間の幅がある、と考えておくのが現実的です。
半減期になると価格は上がるのですか
将来の価格を予測することはできません。過去の半減期の前後で相場が大きく動いた局面はありましたが、いずれも金融環境や規制などの要因が同時に重なっており、半減期だけが理由だったとは言えません。同じ動きが繰り返される保証はない、という前提で判断してください。長期の考え方は投資戦略カテゴリでも扱っています。
半減期で自分の持っているビットコインは減りますか
減りません。半減するのは「これから新しく発行される量」だけで、すでに誰かが保有しているビットコインには何の影響もありません。ウォレットの残高も、送金や受け取りの手順もそのままです。
半減期の当日に何か操作は必要ですか
利用者側で必要な作業は基本的にありません。ネットワーク側で自動的に切り替わります。ただし注目度が高まる日は取引所へのアクセスが集中したり、送金の混雑が起きたりすることがあるため、急ぎの入出金は日程をずらしておくと安心です。
免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としており、投資助言ではありません。最新の情報は公式情報をご確認ください。