投資戦略

FXの注文方法一覧|成行・指値・逆指値・IFD・OCO・IFOの使い分け

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※本記事にはアフィリエイト広告(A8.net)を含みます。記載の内容は2026年8月時点で各社公式サイトを確認した一般的な解説です。取引条件は変更されることがあるため、最新の内容は各公式サイトでご確認ください。

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FXの注文画面には、成行・指値・逆指値といった基本的な注文方法に加えて、IFD・OCO・IFOのように複数の注文を組み合わせたタイプが並んでいます。名称だけを見ると種類が多く感じられますが、それぞれの注文方法は「相場を四六時中見ていられない」という現実的な制約にどう対応するかという視点で整理すると、役割の違いが分かりやすくなります。

この記事では、成行・指値・逆指値という基本の3種類の性質と滑り(スリッページ)の有無、そしてIFD・OCO・IFOという自動化系の3種類がどのような場面で役立つのかを、公式サイトで一般的に案内されている内容をもとに整理します。あわせて、初心者がまず使いたい組み合わせと、デモ口座で試す際の視点についても触れます。

注文方法は「相場を見ていられない時間」の道具

為替相場は平日であればほぼ24時間動き続けていますが、仕事や睡眠などで画面をずっと見ていられる人はほとんどいません。注文方法が複数用意されているのは、この「見ていられない時間」に相場がどう動いても、あらかじめ決めておいた条件で売買が執行されるようにするためです。

例えば、目を離している間に価格が有利な水準まで下がったら買いたい、逆に不利な方向に進んだら損失を広げる前に手仕舞いしたい、といった希望を、成行・指値・逆指値といった注文方法に置き換えて事前に設定しておくイメージです。IFD・OCO・IFOは、こうした基本の注文を複数組み合わせて、新規のエントリーと決済(利益確定・損切り)を一度にまとめて設定できるようにしたものです。

なお、対応している注文方法の種類や名称は業者によって異なります。ここで紹介する内容は各社に共通する一般的な仕組みの説明であり、特定の業者がどの注文方法に対応しているかは、口座開設前に各社公式サイトで確認しておくことをおすすめします。

基本の3種類:成行・指値・逆指値

成行注文

成行注文は、価格を指定せず「今のレートで売買する」という注文方法です。発注から約定までのタイムラグの間に相場が動くと、注文を出した時点で表示されていたレートとは異なる価格で約定することがあります(いわゆる滑り・スリッページ)。相場が急に動いている場面や、経済指標の発表直後など値動きが荒くなりやすいタイミングでは、この差が大きくなりやすい点を理解しておく必要があります。滑りの仕組みについてはスリッページの仕組みを解説した記事でも詳しく取り上げています。

指値注文

指値注文は、「この価格になったら買いたい/売りたい」という、自分にとって有利な方向のレートをあらかじめ指定しておく注文方法です。指定したレートに到達すると発注され、指定した価格よりも不利な価格で約定することはない、という性質を持っています。ただし、相場が指定したレートまで到達しなければ、注文はいつまでも成立しないままになります。

逆指値注文(ストップ注文)

逆指値注文は、指値注文とは逆に、自分にとって不利な方向のレートを指定しておき、そのレートに達したら発注される注文方法です。含み損を一定水準で止める損切り目的のほか、レンジを上下に抜けたタイミングで新規エントリーする「ブレイクアウト狙い」の場面でも使われます。逆指値注文も成行注文と同様に、相場が急変動する場面では指定した価格どおりに約定せず、想定より不利な価格で約定する(滑る)ことがあります。損切りのつもりで置いた注文であっても、この滑りが起こり得る点は前提として理解しておきたいところです。

自動化する3種類:IFD・OCO・IFO

基本の3種類は、いずれも1本の注文を単独で出す形です。これに対してIFD・OCO・IFOは、複数の注文をあらかじめセットで登録しておくことで、新規注文の約定後に手動で決済注文を入れ直す手間を省ける仕組みです。相場を見ていられないタイミングでエントリーが成立した場合でも、決済条件をあらかじめ用意しておけるという意味で、「見ていられない時間」への備えとしての性格がより強い注文方法といえます。

IFD注文(イフダン)

IFD注文は、新規注文が約定したら、あらかじめ登録しておいた決済注文が自動的に発注される仕組みです。「この価格まで下がったら買い、その後この価格まで上がったら売る」というように、エントリーと利益確定(または損切り)を1組で登録しておけるため、約定を見届けてから改めて決済注文を出す手間がかかりません。

OCO注文(オーシーオー)

OCO注文は、2つの注文を同時に出しておき、どちらか一方が約定したらもう一方は自動的に取り消される仕組みです。例えば利益確定の指値と損切りの逆指値を両方セットしておき、どちらか先に条件を満たした方だけを成立させる、という使い方や、レンジの上下どちらに抜けても対応できるように新規注文を2方向にセットする使い方があります。

IFO注文(IFDOCO)

IFO注文(IFDOCO)は、IFDとOCOを組み合わせた注文方法です。新規注文が約定すると、利益確定の指値と損切りの逆指値がOCOの形でセットされる、という流れになります。エントリーと同時に利益確定・損切りの両方をあらかじめ決めておけるため、新規注文から決済まで一連の流れを一度の設定で完結させたい場面に向いています。なお、業者によってはこれらに加えてトレール注文(値動きに応じて逆指値のレートが自動的に切り上がる/切り下がるタイプの注文)を用意している場合もありますが、提供の有無や仕様は業者により異なるため、気になる方は各社公式サイトで確認してみてください。DMM FXで対応している注文方法についても、業者ごとに違いがある部分なのでDMM FX公式サイトで対応している注文方法を確認するところから始めると確実です。

注文種別の一覧表

ここまで紹介した6つの注文方法について、どんなときに使うか、注意点とあわせて一覧にまとめます。

注文種別 どんなときに使うか 注意点
成行 今すぐのレートで売買したいとき 相場急変時や指標発表直後は滑りが起こりやすい
指値 有利な方向の希望レートまで待って売買したいとき 指定レートに届かなければ約定しないまま終わることがある
逆指値(ストップ) 損切りしたいとき/レンジ抜けを狙って新規エントリーしたいとき 急変動時は指定レートどおりに約定せず滑ることがある
IFD 新規注文と決済注文をまとめて登録しておきたいとき 新規注文が約定しない限り決済注文も発動しない
OCO 利益確定と損切りを同時に予約したいとき/上下どちらに動いても備えたいとき 一方が約定すると他方は自動的に取り消される点を理解しておく
IFO(IFDOCO) エントリーから利益確定・損切りまで一度に設定したいとき 3つの注文が連動する仕組みのため、設定内容を発注前に見直す

初心者がまず使いたい組み合わせ

注文方法の種類が多いと、最初はどれから使えばよいか迷いやすいところです。ひとつの目安として、新規注文と逆指値注文をセットで置く(IFD注文で新規注文と損切りの逆指値を登録する)形から始めると、エントリーと同時に損失の上限を意識した状態で取引を始められます。値動きを常に見ていられない時間帯があっても、損切りの条件があらかじめ設定されていれば、含み損が想定以上に広がりにくくなります。

この考え方は、資金管理の基本とも重なります。1回の取引で許容する損失額を口座資金の一定割合に収める、いわゆる2%ルールのような考え方については資金管理の2%ルールを解説した記事で詳しく取り上げていますので、逆指値のレートを決める際の参考にしてみてください。

なお、FX取引はレバレッジを利用する仕組み上、証拠金を上回る損失が生じるおそれがあります。逆指値注文を設定していれば損失をある程度コントロールしやすくなりますが、急変動時の滑りによって想定より大きな損失になる可能性がある点は、注文方法を選ぶ段階からあわせて意識しておきたいところです。

デモ口座で注文種別を試す

成行・指値・逆指値・IFD・OCO・IFOは、言葉で仕組みを理解するよりも、実際に発注画面を操作してみたほうが違いをつかみやすい注文方法です。多くのFX業者は、実際の資金を使わずに取引画面を試せるデモ口座を用意しています。IFDやOCOのような組み合わせ注文は、発注画面の入力項目も基本の注文より多くなるため、本番の取引で使う前にデモ口座で一通り操作しておくと、いざというときに迷いにくくなります。

デモ口座で注文種別を試す際の具体的な手順や確認しておきたいポイントはデモ口座で注文種別を試す方法についての記事でまとめています。口座開設を検討している業者がある場合は、あわせてデモ環境の有無も確認しておくとよいでしょう。

口座を選ぶ際は、注文方法の対応状況以外にも比較しておきたい項目があります。比較の全体像についてはFX口座を比較するとき見る7項目で整理していますので、あわせて確認してみてください。DMM FXの発注画面で実際にどのような注文方法が選べるかは、DMM FX公式サイトで注文方法のページを見てみると具体的なイメージがつかみやすいはずです。

よくある質問

成行注文と指値注文はどちらを使えばよいですか

どちらが優れているというものではなく、目的によって使い分けるものです。今のレートですぐに売買を成立させたい場合は成行注文、有利なレートまで待ってから売買したい場合は指値注文、というように、急ぎ度合いと希望する価格のどちらを優先するかで選び方が変わります。

逆指値注文を入れておけば、想定した価格で決済できますか

平常時であれば指定したレート付近で約定することが多いものの、相場が急激に動く場面では、指定した価格どおりに約定せず、想定より不利な価格で約定する(滑る)ことがあります。逆指値注文は損失の上限を管理する助けにはなりますが、指定した価格での約定を保証するものではない、という点は理解しておく必要があります。

IFD注文とOCO注文の違いが分かりません

IFD注文は「新規注文→決済注文」という順番の関係にある2つの注文を1組にしたものです。一方OCO注文は、順番の関係はなく、2つの注文のうちどちらか一方が約定したらもう一方が取り消される、という関係にあります。IFO注文は、この2つの仕組みを組み合わせて、新規注文の約定後にOCO注文(利益確定・損切り)が自動的にセットされる形になっています。

IFO注文はどんな人に向いていますか

新規のエントリーから利益確定・損切りまでを一度の設定でまとめて済ませたい人に向いている注文方法です。相場を見ていられる時間が限られている人や、感情に左右されずあらかじめ決めた条件で決済まで完了させたい人にとって、選択肢のひとつになります。

DMM FXではどの注文方法が使えますか

対応している注文方法は業者によって異なり、本記事では特定の業者の対応状況を断定していません。DMM FXでの対応状況を確認したい場合は、公式サイトの発注画面や取引ルールのページで最新の情報を確認してください。

まとめ

  • 成行・指値・逆指値は、いずれも単独の注文方法で、成行と逆指値には相場急変時に滑る可能性がある
  • IFD・OCO・IFOは複数の注文を組み合わせ、新規注文と決済注文をまとめて設定できる自動化系の注文方法
  • 初心者はまず、新規注文と逆指値をセットで置く形から始めると、損失の上限を意識しやすい
  • 対応している注文方法や名称は業者により異なるため、口座開設前に公式サイトで確認しておくと安心

注文方法の理解を深めたら、資金管理の考え方は資金管理の2%ルールを解説した記事に、口座比較の視点はFX口座を比較するとき見る7項目にまとめています。実際の発注画面で注文方法を確認したい方は、DMM FX公式サイトで注文方法の詳細を確認するところから始めてみてください。

書籍で体系的に押さえたい方は、Amazonで「FX 入門」の書籍を探すという方法もあります。

本記事は一般的な情報提供であり、特定の取引や投資成果を保証するものではありません。FX取引は証拠金を上回る損失が生じるおそれがあります。投資判断はご自身の責任でお願いします。

Bitcoin Analyze 編集部