ビットコイン - BTC

ビットコインを名乗る詐欺コインの見分け方|BTCの偽物に注意する理由

本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含む場合があります。

「ビットコイン」という名前がついているのに、ビットコインではない通貨があります。しかも、そのすべてが詐欺というわけではありません。正規に取引所へ上場している派生チェーンもあれば、名前だけを借りた無関係なトークン、そして最初から出金できないように設計された偽物までが、よく似た顔をして並んでいます。

やっかいなのは、名前が本物らしく見えるほど、私たちが確認の手順を省いてしまうことです。この記事では、ビットコインを名乗るコインにどんな種類があるのか、詐欺コインに共通するサインはどこに出るのか、そして手元の銘柄が本物のビットコイン(通貨の略号はBTC)かどうかを確かめる具体的な手順を整理します。

読み終えるころには、ロゴの雰囲気や名前の響きで判断するのをやめて、数分の確認で切り分けられるようになります。国内の暗号資産交換業者が公開している取扱通貨一覧と、その銘柄表記のルールを突き合わせて整理しました。順に見ていきましょう。

国内で暗号資産を買うなら、まず口座が要ります

日本円の入出金に対応した国内の登録業者なら、送金や積立まで一つの口座で完結します。口座開設と維持の費用はかからず、取扱銘柄や手数料体系は公式サイトで確認できます。

GMOコインの口座開設ページを見る →PR・GMOコイン(GMOコイン株式会社)。手数料や取扱銘柄は変更されることがあるため、最新の内容は公式サイトでご確認ください。暗号資産は価格変動が大きく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

ビットコインを名乗るコインは大きく三種類に分かれる

「ビットコイン◯◯」という名前の銘柄は、ひとくくりに偽物と呼べるものではありません。成り立ちがまったく違う三つのグループが、名前の一部を共有しているだけです。まずこの地図を持つと、判断が一気に速くなります。

種類 実態 見分けの手がかり
派生チェーン 過去にビットコインから分岐して生まれた別のブロックチェーン。正規に流通している 略号がBTC以外/取引所では別銘柄として扱われる
名前を借りたトークン 他のブロックチェーン上で発行されたトークン。ビットコインとの技術的なつながりはない 発行元が特定の企業や個人/発行量を発行元が決められる場合がある
実体のない詐欺コイン 値上がりや配当をうたって販売されるだけで、流通市場が存在しない 販売元の独自アプリでしか残高が見えない/出金に条件がつく

分岐して生まれた派生チェーン

ビットコインは仕様の方向性をめぐる意見の対立から、過去に何度か分岐を経験しています。ビットコインキャッシュのように、そこから独立して独自のブロックチェーンを歩んでいる通貨があります。これらは詐欺ではなく、国内外の取引所で正規に扱われている銘柄です。ただし価格も需給もビットコインとは別物で、ビットコインを買ったつもりで別の通貨を持っていた、という取り違えは実際に起こります。

名前だけを借りたトークン

次に多いのが、別のブロックチェーン上で発行され、名前にビットコインの語を含めているトークンです。技術的にはビットコインと関係がなく、発行の方針も発行元次第という場合があります。名前が似ているだけの別資産だと理解して扱う必要があります。なお、ビットコインを預け入れて他のチェーン上で発行される「ラップド」型の資産のように、公開された仕組みで運用されているものもあるため、他チェーン上にあるから即座に詐欺、と決めつけることはできません。

実体のない詐欺コイン

三つめが、いわゆる詐欺コインです。「上場前だから今なら安い」「保有するだけで毎月配当がつく」といった説明とともに販売され、流通市場がないため売却できません。販売元が用意したアプリの画面上だけで残高が増えていくように見え、出金しようとすると手数料の先払いや追加入金を求められる、という流れが典型とされています。手口の全体像は暗号資産詐欺の見分け方でも整理しています。

詐欺コインに共通して現れるサイン

見た目や名前は毎年変わりますが、根っこにある仕掛けはあまり変わりません。次のうち二つ以上が当てはまるなら、名前が何であれ距離を取るのが安全です。

  • 元本保証、月利◯%、配当といった価格変動と無関係な利益の約束がある
  • 公開された取引所ではなく、紹介者や販売元から直接購入する形になっている
  • 残高が販売元の独自アプリやサイト内でしか確認できない
  • 出金しようとすると、手数料の先払いや追加購入を求められる
  • 誰が開発しているのか、どのブロックチェーン上にあるのかが説明されていない
  • 紹介すると報酬が入る仕組みが前面に押し出されている
  • 「今日中に入金すれば特別枠」など、判断を急がせる期限がついている

特に最後の一点は強力な手がかりです。急がせる理由は、落ち着いて調べられると困るからだと考えて構いません。

本物のビットコインかを確かめる三つの手順

  1. 銘柄の略号を確認する。ビットコインの略号はBTCで、これはどの取引所でも共通です。表示がBTCでない時点で、少なくとも同じ資産ではありません。
  2. 金融庁に登録された国内の暗号資産交換業者が公開している、取扱通貨の一覧に載っているかを見る。コインチェックビットバンクなどの公式サイトには、取り扱う銘柄と略号が明記されています。
  3. ブロックチェーン側で裏を取る。ビットコインの残高と送金履歴は、誰でも閲覧できる公開の記録に残ります。販売元のアプリでしか確認できない残高は、ブロックチェーン上の資産ではありません。

この三つは順番に意味があります。略号で候補を絞り、登録業者の一覧で流通の実態を確かめ、最後に公開記録で裏を取る。ここまでやって初めて、判断の材料がそろいます。名前を聞いたことがない銘柄はアルトコインの解説記事も併せて確認し、それでも情報が出てこないなら見送るのが無難です。

入口を登録業者に絞るのが最も手堅い

結局のところ、偽物をつかまない最短の方法は、購入の入口を国内の登録業者に固定してしまうことです。国内で暗号資産の交換業を行うには金融庁への登録が必要とされており、登録業者の一覧は金融庁の公式サイトで公開されています。そこに載っていない相手からの購入話は、名前が何であれ検討の対象から外して構いません。

口座開設から最初の購入までの流れは暗号資産の始め方ガイドにまとめています。手数料や取扱銘柄は各社で異なり、改定もあるため、最終的な条件は各公式サイトで確認してください。

買ってしまった後に取るべき行動

すでに購入してしまった場合、まずやめるべきなのは追加の入金です。「出金には手数料の前払いが必要」「税金分を入れれば解除される」といった案内は、被害を広げる方向にしか働かないとされています。

次に確認したいのが、リカバリーフレーズ(ウォレットを復元するための単語の並び)を相手に伝えていないかどうかです。入力した心当たりがあるなら、そのウォレットは他人が操作できる状態だと考え、新しいウォレットを作って残った資産を移してください。やり取りの記録は消さずに保存し、警察相談専用電話や消費者ホットラインなどの公的な窓口へ相談するのが次の一歩です。

よくある質問(FAQ)

ビットコインキャッシュは偽物のビットコインですか

いいえ。過去の分岐から生まれた別のブロックチェーンで、国内外の取引所で正規に扱われている独立した銘柄です。偽物ではありませんが、ビットコインとは価格も仕組みも別物なので、購入時は必ず略号を確認してください。

取引所に上場していれば安全と考えてよいですか

上場は「実在して流通している」ことの手がかりにはなりますが、価格が下がらない保証ではありません。とくに登録業者ではないサイトが表示する「上場」の文字は、そもそも裏付けを確認できない場合があります。

少額なら試しに買ってみてもよいですか

詐欺コインの場合、少額の購入で終わることはあまりありません。一度入金した相手には連絡先と関心の高さが伝わり、より大きな金額の勧誘につながることがあります。金額の大小ではなく、購入経路そのもので判断してください。

本物のビットコインを長く持つなら保管はどうすべきですか

取引所に置いたままにするか、自分で管理するウォレットへ移すかは、金額と使う頻度で決めるのが一般的です。まとまった額を長期で持つなら、ハードウェアウォレットの選び方も検討してみてください。

免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としており、投資助言ではありません。最新の情報は公式情報をご確認ください。

この記事について

執筆・編集:Bitcoin Analyze 編集部

金融庁・国税庁および各事業者の公式資料にあたり、基準日と定義を固定したうえで記事を作成しています。価格予測や利益保証は扱いません。事業者の条件は変更されるため、最終的な判断は公式情報をご確認ください。

主な参照先

Bitcoin Analyze 編集部

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください