イーサリアム - ETH

イーサリアム2.0はもう古い?名称変更の経緯と現在の呼び方を解説

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「イーサリアム2.0(Eth2)」という呼称は、現在では公式に使われていない古い名称です。イーサリアム財団は2022年初めごろにこの用語の使用をやめる方針を示したとされており、現在は「実行レイヤー」と「コンセンサスレイヤー」という構成要素の名称と、「The Merge」「Dencun」といったアップグレードごとの個別名称で呼ぶのが一般的です。

本記事では、イーサリアム2.0という言葉が生まれた背景、廃止された理由、そして2026年時点の現行ロードマップで使われている用語までを整理します。古い記事や動画を読み解く際の「読み替え表」としても活用してください。

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仕組みは、手元で動かすと理解が変わります

ここまでの内容は読んで分かる範囲の話ですが、テストネットにノードを立てる、コントラクトをデプロイして挙動を見る、インデクサを回してデータを取る、といった検証は自分の環境が要ります。ノートPCでも試せますが、同期やインデックス作成には数時間から数日かかるものがあり、スリープや再起動で最初からやり直しになることがあります。常時起動のサーバーなら放置して進められます。必要なメモリとディスク容量は動かすものによって大きく変わるので、対象ソフトの要件を先に確認してからプランを選んでください。

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イーサリアム2.0とは何だったのか

イーサリアム2.0とは、イーサリアムのコンセンサスアルゴリズム(取引を承認し合意を形成する仕組み)を、PoW(プルーフ・オブ・ワーク:計算競争による承認方式)からPoS(プルーフ・オブ・ステーク:資産の預け入れによる承認方式)へ移行させることを柱とした、大型アップグレード計画の総称でした。開発コード名の「Serenity」で呼ばれることもありました。

2020年12月にはPoSの土台となるビーコンチェーンが稼働を開始し、当時は「イーサリアム2.0のフェーズ0が始まった」といった表現が広く使われていました。

「Eth2」という呼称が廃止された経緯

2022年初めの用語変更

イーサリアム財団は2022年1月ごろ、公式ブログで「Eth1」「Eth2」という表現を段階的に廃止する方針を示したとされています。以降、公式ドキュメントや開発者コミュニティでは、新しい用語体系への置き換えが進みました。

廃止された主な理由

  • 「Eth2という別の新しいブロックチェーンが作られる」「ETHとは別のETH2トークンが発行される」といった誤解を招きやすかった
  • 実際には既存チェーンを段階的に更新していく計画であり、「2.0」という表現が実態と合わなくなっていた
  • 「ETHをETH2に交換する必要がある」と持ちかける詐欺に悪用される事例が指摘されていた

特に3点目は重要で、「ETH2への交換」や「ETH2の先行購入」を持ちかける勧誘はすべて詐欺と考えてよいとされています。典型的な手口は詐欺の見分け方の記事で解説しています。

現在の正しい呼び方:読み替え表

旧用語と現在の用語の対応は次のとおりです。

旧称 現在の呼び方 意味
Eth1 実行レイヤー(Execution Layer) 取引の処理やスマートコントラクトの実行を担う層
Eth2 コンセンサスレイヤー(Consensus Layer) PoSによる合意形成を担う層
イーサリアム2.0 単に「イーサリアム」+各アップグレード名 別チェーンではなく、継続的なアップグレードの積み重ね

つまり現在のイーサリアムは、実行レイヤーとコンセンサスレイヤーという2つの層が組み合わさった1つのネットワークであり、「1.0」と「2.0」という別物が存在するわけではありません。

The Merge以降の主なアップグレード

The Merge(2022年9月)

ビーコンチェーンと既存チェーンが統合され、PoSへの移行が完了したアップグレードです。これによりマイニングは終了し、ネットワークの消費電力は99%以上削減されたとされています。かつて「イーサリアム2.0への移行」と呼ばれていたものの中核は、このThe Mergeで実現しました。

Shapella(2023年4月)

ステーキング(ETHを預けてネットワーク維持に参加する仕組み)していたETHの引き出しが可能になったアップグレードです。実行レイヤー側の「Shanghai」とコンセンサスレイヤー側の「Capella」を合わせた呼び名です。

Dencun(2024年3月)

EIP-4844(プロトダンクシャーディング)が導入され、「blob」と呼ばれる専用のデータ領域によって、レイヤー2(イーサリアムの外側で処理をまとめる拡張技術)の手数料が大きく下がったとされています。

Pectra(2025年)

アカウントの利便性を高めるEIP-7702や、バリデーターのステーキング上限の拡大などが盛り込まれたとされています。細かな仕様は変更される場合があるため、詳細は公式ドキュメントの確認をおすすめします。

現行ロードマップの用語整理

現在のイーサリアムのロードマップは、「2.0」のような単一のゴールではなく、並行して進む複数の改善領域として語られます。よく使われる呼び名は次のとおりです。

  • The Surge:ロールアップを中心としたスケーラビリティ(処理能力)の向上
  • The Scourge:MEV(取引順序の操作による利益抽出)や中央集権化リスクへの対応
  • The Verge:検証の軽量化により、より小さな機器でもノードを動かせるようにする取り組み
  • The Purge:過去データや技術的負債の削減
  • The Splurge:上記に収まらないその他の改善

これらは順番にクリアしていく「フェーズ」ではなく、同時並行で研究・実装が進む領域の分類とされています。

今でも「イーサリアム2.0」と呼ぶのは間違い?

検索エンジンや過去の記事・動画には「イーサリアム2.0」という表現が今も多く残っており、文脈から意味が通じる場面もあります。ただし、公式の用語としてはすでに使われていないこと、そして前述のとおり詐欺の文脈で使われやすい言葉であることは押さえておくべきです。情報の発信時期を確認し、古い用語は本記事の読み替え表で置き換えて理解するのが安全です。

よくある質問(FAQ)

「ETH2」という新しいトークンは存在しますか?

存在しません。The Merge後も通貨は従来のETHのままで、保有者側の交換手続きなどは一切不要でした。「ETH2への交換」や「ETH2の先行販売」をうたう勧誘は詐欺とされているため、応じないでください。

イーサリアム2.0への移行は完了したのですか?

「PoSへの移行」という当初の中核目標は、2022年9月のThe Mergeで完了しています。一方で、スケーラビリティ向上などのアップグレードは現在も継続しており、ロードマップに最終的な「完成」が定義されているわけではありません。

古い記事の「Eth2」はどう読み替えればよいですか?

文脈に応じて「コンセンサスレイヤー」または「The Mergeを中心とする一連のアップグレード」と読み替えるのが基本です。「Eth2トークン」のような表現が出てきた場合は、誤解か詐欺的な文脈の可能性を疑ってください。

これからイーサリアムを始める場合、何から確認すべきですか?

取引所での購入手順やウォレットの基本は仮想通貨の始め方ガイドで解説しています。用語面では、本記事の読み替え表を押さえておけば、古い情報に惑わされにくくなります。

免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としており、投資助言ではありません。最新の情報は公式情報をご確認ください。

Bitcoin Analyze 編集部

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