ビットコイン - BTC

ビットコインの取引所送金と個人間送金の違いとは?内部振替の仕組み

本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含む場合があります。

同じ取引所の口座間でビットコインを送ったのに、ブロックチェーンエクスプローラーで検索しても該当する取引がどこにも見当たらない。これは処理ミスではなく、その移動がそもそもブロックチェーン上の送金ではなかったために起こる、ごく自然な現象です。

ビットコインの「送金」というひとことには、性質の異なる二つの処理が混在しています。ひとつは取引所の内部システムだけで完結する振替、もうひとつはブロックチェーンに記録される正真正銘のオンチェーン送金です。画面上の操作はほとんど同じに見えても、裏側の仕組みと発生する手数料はまったくの別物です。

この違いを知っておけば、送金のたびに「なぜ一瞬で届く相手と、しばらく待たされる相手がいるのか」で迷わずに済みます。取引所各社の公式ヘルプページの記載を突き合わせながら、内部振替とオンチェーン送金の境目を順に見ていきましょう。

国内で暗号資産を買うなら、まず口座が要ります

日本円の入出金に対応した国内の登録業者なら、送金や積立まで一つの口座で完結します。口座開設と維持の費用はかからず、取扱銘柄や手数料体系は公式サイトで確認できます。

GMOコインの口座開設ページを見る →PR・GMOコイン(GMOコイン株式会社)。手数料や取扱銘柄は変更されることがあるため、最新の内容は公式サイトでご確認ください。暗号資産は価格変動が大きく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

取引所内で完結する「内部振替」とは

同一の取引所に口座を持つ相手にビットコインを送る場合、多くの取引所ではブロックチェーンを経由せず、取引所内部のデータベース上で残高の数字を書き換えるだけの処理が行われます。これが内部振替と呼ばれる仕組みです。ネットワークへの送信自体が発生しないため承認待ちの時間がなく、操作から数秒から数分程度で相手の残高に反映されます。

初めて取引所を使う方は、この内部振替の速さを「送金は基本的に一瞬で終わるもの」と勘違いしてしまいがちです。まずは口座開設や基本操作の流れを仮想通貨の始め方ガイドで確認しておくと、このあとの違いも理解しやすくなります。

内部振替が使われる代表的な場面

内部振替は、同じ取引所を使っている家族や知人との間でビットコインをやり取りする場面や、取引所が提供する簡易な決済機能を使う場面などで自然に発生します。ユーザー自身が「オンチェーン送金」を選んだ覚えがなくても、宛先が同一取引所内のアカウントであれば、システム側が自動的に内部振替として処理することも珍しくありません。

これが冒頭で触れた、ブロックチェーンを検索しても記録が見つからない現象の正体です。取引自体は取引所のサーバー上で完結しており、公開されたブロックチェーンの記録として外部から確認することはできません。取引履歴を確認したいときは、ブロックチェーンエクスプローラーではなく、取引所が提供する取引履歴画面を見る必要があります。

ブロックチェーンに記録される「オンチェーン送金」との違い

一方、別の取引所の口座や個人のウォレットにビットコインを送る場合は、取引データがネットワークに送信され、ブロックチェーンに記録されるオンチェーン送金という処理になります。この記録は誰でも検証できる形でブロックチェーン上に残り、一定回数の承認を経てはじめて確定した取引として扱われます。

両者の違いを整理すると、次のようになります。

項目 内部振替 オンチェーン送金
処理される場所 取引所内部のシステムのみ ブロックチェーン上
反映の速さ 数秒から数分程度 承認状況により数十分以上かかることも
手数料 無料としている取引所が多い ネットワーク手数料が発生
記録の公開性 取引所の内部記録のみ 誰でも確認できる公開記録

取引所ごとの手数料体系や送金対応の違いをより詳しく比較したい場合は、取引所レビューのカテゴリーで各社の情報をあわせて確認しておくと安心です。

手数料が大きく異なる理由

内部振替はブロックチェーンのネットワークを一切使わないため、多くの取引所が手数料を無料としています。これに対してオンチェーン送金では、ネットワークの維持に貢献するマイナーへの対価として手数料が発生します。この手数料は取引所が決めているのではなく、ネットワーク全体の混雑状況によって変動する性質のものです。

そのため、同じビットコインの送金でも時間帯によって手数料の水準は変わります。正確な金額はその都度、送金画面に表示される内容や取引所の公式情報で確認するのが確実です。

送金先を間違えないための注意点

内部振替は取引所のアカウント情報を宛先として指定する仕組みであるのに対し、オンチェーン送金は英数字の長い文字列で構成されたウォレットアドレスを指定します。この二つを混同して入力すると、着金しない、あるいは取り消しのできない誤送金につながるおそれがあります。

長期保有を目的として自分のウォレットに移す場合は、オンチェーン送金を使って外部管理に切り替える方も少なくありません。管理方法を検討する際はハードウェアウォレットガイドを参考にするとよいでしょう。実機を探す場合はハードウェアウォレットの商品一覧から仕様を比較してみてください。

なお、主要な国内取引所の多くは同一取引所内の振替を無料としつつ、外部への送金には独自の手数料体系を設けています。たとえばコインチェックビットフライヤーのような取引所でも、公式サイト上で手数料の詳細が案内されているため、送金前に確認しておくと安心です。

よくある質問(FAQ)

内部振替はどのくらいの時間で反映されますか?

取引所内部のシステム処理のみで完結するため、通常は数秒から数分程度で残高に反映されます。ただしメンテナンス中やアクセスが集中している時間帯は、通常より時間がかかる場合があります。

反映が極端に遅いと感じた場合は、送金先のアカウント情報に誤りがないか、取引所が公開している障害情報を確認するとよいでしょう。

オンチェーン送金の着金にはなぜ時間がかかるのですか?

ブロックチェーンに取引が記録されるには、ネットワーク上での承認を一定回数積み重ねる必要があるためです。必要な承認回数は取引所によって異なり、ネットワークが混雑している時間帯はさらに時間がかかることがあります。

承認が完了する前に着金として扱われることは基本的にないため、急ぎの場合でも余裕を持ったスケジュールで送金することをおすすめします。

内部振替とオンチェーン送金はどちらを使うべきですか?

同じ取引所内で完結する取引であれば、速さと手数料の面で内部振替が合理的です。一方、外部のウォレットや別の取引所に資産を移したい場合は、オンチェーン送金を選ぶ必要があります。

いずれの方法でも、宛先情報の入力ミスは取り返しがつかないケースが多いため、送信前の確認は欠かせません。

免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としており、投資助言ではありません。最新の情報は公式情報をご確認ください。

この記事について

執筆・編集:Bitcoin Analyze 編集部

金融庁・国税庁および各事業者の公式資料にあたり、基準日と定義を固定したうえで記事を作成しています。価格予測や利益保証は扱いません。事業者の条件は変更されるため、最終的な判断は公式情報をご確認ください。

主な参照先

Bitcoin Analyze 編集部

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Amazonのアソシエイトとして、Bitcoin Analyzeは適格販売により収入を得ています。