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キーワード: 取引所・仮想通貨・ビットコイン
「ビットコインを買ってみたい」と思っても、どこで・どうやって買えばいいか分からない方は多いです。本記事では、国内最大手の仮想通貨取引所のひとつであるCoincheck(コインチェック)を使って、ビットコインを購入する方法をステップバイステップで解説します。口座開設から実際の購入、安全な管理方法まで網羅しています。

1. Coincheckとは(基本情報)
Coincheckは、マネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営する国内仮想通貨取引所です。2012年に設立され、2018年のNEM流出事件後にマネックスグループの傘下に入り、セキュリティを強化して再出発しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | コインチェック株式会社(マネックスグループ傘下) |
| 設立 | 2012年 |
| 登録番号 | 関東財務局長 第00014号(暗号資産交換業者) |
| 取扱通貨数 | 30種類以上(BTC、ETH、XRP、LTCなど) |
| 最低購入金額 | 500円(販売所) |
| 取引手数料 | 取引所: Maker 0%、Taker 0%(BTC/JPYのみ) |
| アプリ評価 | App Store 4.1 / Google Play 3.8(2026年2月時点) |
Coincheckの主な特徴は以下の通りです。
- 初心者に優しいUI: スマートフォンアプリが使いやすく設計されており、初めての方でも直感的に操作できます
- 500円から購入可能: 少額から始められるため、リスクを抑えて仮想通貨投資を体験できます
- 積立機能あり: 月次・日次の自動積立が設定でき、ドルコスト平均法による長期投資が可能です
- NFTマーケットプレイス: Coincheck NFTを通じたNFT取引にも対応
2. 口座開設の手順(Step 1〜5)
Coincheckの口座開設は、スマートフォンがあれば最短当日に完了できます(本人確認の審査状況により異なります)。以下の手順で進めましょう。
Step 1: メールアドレス登録
- Coincheckの公式サイト(coincheck.com)またはアプリをダウンロード
- 「会員登録」をタップ
- メールアドレスを入力し、「登録する」をタップ
- 入力したメールアドレスに確認メールが届く
- メール内のURLをクリックして認証完了
- パスワードを設定(英大文字・小文字・数字を含む8文字以上を推奨)
注意点: Coincheckを名乗るフィッシングサイトが存在します。必ず公式URL「coincheck.com」であることを確認してください。
Step 2: 電話番号認証
- ログイン後、「本人確認」メニューに進む
- 電話番号を入力
- SMSで6桁の認証コードが送信される
- コードを入力して認証完了
電話番号認証はセキュリティ強化のために必須のステップです。SMS受信できる携帯電話番号を用意してください。
Step 3: 本人確認書類の提出(マイナンバー・運転免許証)
仮想通貨取引所は、金融庁の規定により本人確認(KYC)が義務付けられています。以下の書類のいずれかを準備してください。
| 書類の種類 | 必要枚数 | 注意点 |
|---|---|---|
| 運転免許証 | 表・裏の2枚 | 有効期限内であること |
| マイナンバーカード(個人番号カード) | 表面のみ | 通知カードは不可 |
| パスポート | 顔写真ページ+住所記載ページ | 2020年以降発行分は住所記載なし→別途証明書が必要 |
| 在留カード | 表・裏の2枚 | 有効な在留資格があること |
提出手順(アプリの場合):
- 「本人確認書類の提出」をタップ
- 書類の種類を選択
- スマートフォンのカメラで書類を撮影(正面・鮮明に)
- 顔写真付き本人確認: 本人がカメラに向かって撮影(ライブネス確認)
- 提出完了
Step 4: 審査完了・ログイン
本人確認書類の審査には通常数時間〜最大3営業日かかります。審査完了後、登録メールアドレスに「本人確認完了のお知らせ」が届きます。
審査完了後は口座の全機能が使用可能になります。審査中は一部機能が制限されていますが、アプリの操作性を確認することはできます。
Step 5: 2段階認証の設定(必須)
2段階認証はアカウントへの不正アクセスを防ぐために必ず設定してください。Coincheckでは以下の2段階認証に対応しています。
- Google Authenticator(推奨): アプリが生成する6桁のワンタイムパスワードを使用。スマートフォンを紛失した場合のバックアップコードも保存しておくこと
- SMS認証: 携帯番号にSMSで送信される認証コードを使用。SIMスワップ攻撃のリスクがあるため、Google Authenticatorを推奨
設定手順: アカウント設定 → セキュリティ → 2段階認証 → Google AuthenticatorアプリでQRコードをスキャン → 生成された6桁コードを入力して完了
3. 日本円の入金方法
ビットコインを購入する前に、日本円をCoincheckに入金する必要があります。3つの入金方法があります。
銀行振込(入金手数料無料)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入金手数料 | 無料(振込手数料は自己負担) |
| 反映時間 | 銀行の翌営業日〜数日 |
| 最低入金額 | 制限なし |
| 対応銀行 | 全国の銀行(ゆうちょ銀行含む) |
手順: アプリの「日本円入金」→「銀行振込」→ Coincheckの振込先口座が表示される → ご自身の銀行アプリ等で振込 → 反映まで待つ
重要: 振込人名義は必ず本人確認時と同じ氏名にしてください。異なる名義からの振込は入金が認識されない場合があります。
コンビニ入金(770円〜)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 手数料 | 3万円未満: 770円、3万円以上〜30万円以下: 1,018円 |
| 反映時間 | 支払い後すぐ(数分以内) |
| 利用可能店舗 | ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキなど |
| 上限金額 | 30万円/回 |
銀行口座をお持ちでない方や、すぐに入金したい場合に便利です。アプリで金額を入力後、受付番号を取得してコンビニのマルチコピー機で支払いを行います。
クイック入金(770円〜)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 手数料 | 3万円未満: 770円、3万円以上〜50万円以下: 1,018円、50万円超: 入金金額 × 0.11% + 495円 |
| 反映時間 | 即時〜数分 |
| 対応サービス | ペイジー(金融機関ATM・ネットバンキング) |
インターネットバンキングや銀行ATMのペイジーサービスを利用した即時入金方法です。反映が早いため、急いで購入したい場合に適しています。
4. ビットコインを購入する方法
販売所での購入(初心者向け・スプレッドあり)
販売所はCoincheckが直接売買相手となる方法です。操作が簡単で、すぐに購入できるのが特徴です。
- アプリの下部メニューから「販売所」をタップ
- 「BTC/JPY」(ビットコイン)を選択
- 「購入」をタップ
- 購入金額(円)または購入数量(BTC)を入力
- 表示された金額・数量を確認して「購入する」をタップ
- 確認画面で「確定」→ 購入完了
スプレッドについて: 販売所では、Coincheckが提示する販売価格(買い値)と市場価格の間に差(スプレッド)があります。スプレッドは変動しますが、目安として市場価格の1〜3%程度が実質的なコストとなります。購入前に実際の金額を確認してください。
取引所での購入(慣れてきたら)
取引所は、ユーザー同士がリアルタイムで売買する板取引形式です。販売所と比べてスプレッドがなく(Maker手数料0%、Taker手数料0%)、有利な価格で取引できますが、注文が成立しない場合もあります。
- アプリの「取引所」または「Trade」をタップ
- 「BTC/JPY」を選択
- 注文方法を選択(指値注文 or 成行注文)
- 指値注文: 希望価格と数量を入力。その価格になるまで注文は保留される
- 成行注文: 現在の最良価格で即座に約定。数量のみ入力
- 「注文する」で完了
Coincheckの取引所(板取引)はBTC/JPYのみ対応です。他の通貨は販売所のみとなります。
積立設定の方法(毎月自動購入)
Coincheckの「Coincheck積立」機能を使うと、毎月自動でビットコインを購入できます。価格の高い時も安い時も定額購入することで、取得単価の平均化(ドルコスト平均法)が期待できます。
- アプリの「積立」メニューをタップ
- 「積立を設定する」をタップ
- 積立対象通貨(例: BTC)を選択
- 積立金額を設定(月500円〜)
- 引き落とし日を設定(毎月1日 or 毎月特定日)
- 支払い方法を選択(口座残高 or クレジットカード)
- 内容確認して「設定する」→ 完了
注意: クレジットカードでの積立の場合、カード会社によってはキャッシング扱いとなることがあります。事前にカード会社に確認することをお勧めします。
5. ビットコインを安全に管理する
2段階認証の確認
口座開設時に設定した2段階認証が正常に機能しているか定期的に確認しましょう。スマートフォンを機種変更した際は、認証アプリの移行を事前に行うことが重要です。
- Google Authenticatorのバックアップコードを安全な場所(クラウドではなくオフライン)に保管
- メールアドレスのパスワードも定期的に変更する
- ログイン通知メールの設定を有効にしておく
出金アドレスの登録
ビットコインを外部ウォレットに送金する際は、事前に出金先アドレスを登録する必要があります。登録した出金先アドレス以外への送金はできない仕組みになっており、不正送金のリスクを低減しています。
- アプリの「出金」→「暗号資産の送金」をタップ
- 「宛先を追加」をタップ
- 送金先のウォレットアドレスを入力(コピー&ペーストを推奨)
- ラベル(例: 自分のハードウェアウォレット)を入力
- 2段階認証コードで確認→ 登録完了
重要: アドレスのコピー・ペースト時は、クリップボードを悪用するマルウェア対策として、ペースト後に必ずアドレスの先頭・末尾数文字を目視確認してください。
ハードウェアウォレットへの移動
取引所はハッキングリスクがゼロではありません。長期保有を目的とする場合は、ハードウェアウォレット(物理デバイス)へのビットコイン移動を検討してください。
| 製品名 | 価格(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| Ledger Nano X | 約20,000円 | Bluetooth対応・スマホアプリ連携可 |
| Ledger Nano S Plus | 約10,000円 | コスパ重視・USB-C接続 |
| Trezor Model T | 約25,000円 | タッチスクリーン搭載・オープンソース |
ハードウェアウォレットは必ず公式サイトから購入してください。中古品や非公式ルートからの購入は、改ざんされたデバイスが届くリスクがあります。シードフレーズ(24単語の回復フレーズ)は必ずオフラインで安全に保管してください。
6. 注意点・よくある質問
Q1. Coincheckに最低いくらから入金できますか?
銀行振込は金額制限がありません。コンビニ入金・クイック入金は1回あたり最低1,000円から利用可能です。ビットコインの最低購入金額は販売所で500円からです。
Q2. 本人確認はどのくらいで完了しますか?
スマートフォンのカメラを使ったAI本人確認(提出型)の場合、書類の鮮明さ・内容によっては即日〜翌営業日に完了することがあります。混雑状況によっては最大3営業日かかる場合もあります。
Q3. 購入したビットコインはすぐに売れますか?
はい、販売所では24時間365日売却可能です。市場の流動性が低い時間帯(深夜・週末)でも売却できます。ただし、価格は変動するため、希望価格で売却できない場合があります。
Q4. 日本円の出金はどのくらいかかりますか?
銀行振込での出金は407円の手数料がかかります。出金申請後、通常は翌営業日〜2営業日で指定口座に入金されます。出金上限は1日5,000万円です。
Q5. Coincheckは安全ですか?
Coincheckは金融庁登録済みの暗号資産交換業者です。2018年のNEM流出事件後、マネックスグループ傘下でセキュリティを大幅に強化しました。コールドウォレットでの資産保管、マルチシグ対応、24時間365日のシステム監視体制を整えています。ただし、いかなる取引所もゼロリスクではないため、長期保有分は自己管理ウォレットへの移動を推奨します。
まとめ
Coincheckでのビットコイン購入は、以下のステップで完了します。
- メールアドレス登録(数分)
- 電話番号認証(数分)
- 本人確認書類の提出(数分〜審査完了まで数時間〜3営業日)
- 2段階認証の設定(必須)
- 日本円の入金(銀行振込: 無料・翌営業日 / コンビニ: 770円〜・即時)
- ビットコインの購入(販売所: 500円〜・即時購入可能)
まずは少額(1,000円〜5,000円程度)から始め、操作感と価格変動を体験することをお勧めします。ビットコインの価格は24時間変動するため、余裕資金の範囲内で無理のない金額から投資を検討してください。
免責事項: 本記事は情報提供を目的としており、特定の仮想通貨・取引所への投資を推奨するものではありません。仮想通貨投資には価格変動リスクが伴い、投資元本を下回る可能性があります。投資は自己責任で行ってください。本記事の情報は2026年3月時点のものであり、取引所の手数料・サービス内容は変更される場合があります。最新情報は必ずCoincheckの公式サイトでご確認ください。

