ビットコインはずっとバブルなのはどうして?
ビットコインは、ずっといままで、長い間バブルだといわれ続けています。でも、実際、大きく上げた後、大きく下落して、そのたび、「バブルが弾けた」となりますが、その後、また、新しいバブルが発生し、長期で見ると、上がり続けています。
だんだん、バブルだと言われても、なんだか、意味が分からなくなってきますよね。それでも、いつかビットコインがまた、数万円台にもどるのではないかと不安なかたもいるのではないでしょうか?
そもそも、バブルとは
そもそも、バブル経済の意味は、Wikipediaによると
バブル経済(バブルけいざい、英: economic bubble)とは、概ね不動産や株式をはじめとした時価資産価格が、投機によって経済成長以上のペースで高騰して実体経済から大幅にかけ離れ、しかしそれ以上は投機によっても支えきれなくなるまでの経済状態を指す。
とかかれています。
つまり、バブルとは、投資ではなく投機による価格の上昇ですから、「みんなが欲しがるから自分も買う」というモチベーションでどんどん高値で買われていく状態を意味します。
通貨や価値の乗り物の価値とは
バブルの意味を考えると、「あれ?やっぱり、これ、バブルでやばいのではないだろうか?」とおもう方も多いのではないでしょうか。
しかし、ここでは、そもそもの、通貨や貴金属などの価値の乗り物の価値について考えてみましょう。
通貨は、以前は、金の預かり証明書として流通していましたが、プレトン・ウッズ体制以降、その裏付けは必要なくなりました。
また、金は、近年は技術の進歩によって、工業的にほとんど利用されなくなり、アクセサリーなどにしか使われなくなりました。
つまり、通貨も金も、利用価値としては0なのです。通貨に関しては、紙を印刷するだけです。
では、なぜ、それでも、通貨や金の価値が成り立っているのでしょうか?
それは、「みんなが価値を信任しているから」。つまり、「みんなが欲しがるから」です。
そもそも、一般の通貨や金などの価値も、バブルと同じ原理でもともと成り立っているのです。ですから、「バブルだ」というのは確かにそうです。ですが、それがいきなりの価格崩壊に結びつくかといえば、もともとの価値がそうであり、他にその価値が安定して成り立っているものがあることを考えれば、関係ないと考えられます。
ビットコインはこれから上がっていくの?
ビットコインなどの暗号通貨の場合、あたらしい技術的な革命という側面があります。そして、これらを評価するためには、次のようなことを考慮していくと良いでしょう。
- 暗号通貨によって、新しいビジネスが出来ていくか
- そのビジネスが雇用を生んでいくか
これらの点が他の金や法定通貨などと、仮想通貨の違う点です。
もし、雇用を生むレベルの産業にビットコインが不可欠なものであれば、ビットコインのユーザーは大きく増え、総発行量の最大値に限界があるわけですから、これからも、大きく値段も上がっていくでしょう。
また、ビットコインは全世界で価値が担保されるものなので、雇用を生むものであれば、たとえビットコインに反対する国があったとしても、賛成する国も当然出てくるはずです。
産業革命以来の大変革といわれる、暗号通貨、今後どうなるか楽しみです。