ビットコインのメリット・デメリットとは?

ビットコインのメリット・デメリット

matubatsu

最近、話題に上ることで露出が増えてきたビットコイン。簡単に言ってしまえば、「暗号技術の進歩と最新のテクノロジーを駆使して生み出された特定の団体、企業、国に依存しない安全かつ公平な通貨」。
近年、ネットメディアや、テレビなどで紹介され知名度が上昇してきています。
このページにアクセスされた皆さんの中にも手を出してみようとお考えの方もいらっしゃるはず。

そこで今回は、ビットコインに関する『メリット・デメリット』をまとめてご紹介したいと思います。まずはメリットからいきましょう。





【メリット】

1、送金スピードが速く、手数料が格安

これは、従来の銀行間の送金手続きの常識を覆すもっとも大きなビットコインのメリットのひとつとなります。

特に、海外への送金へは特別に手数料が設けられる上に、調査のために送金が完了するまでに数日を要する場合もあります。その点、ビットコインは、ブロックチェーンによるリアルタイムな確認作業によって10分程度の時間があれば安全な送金が可能です。これはどの銀行システムを使うよりも優れており、速いのです。

また、ビットコインの送金にかかる手数料費用は送金料金にかかわらず一定で数円~数十円といった安い料金で送金を実現していることがほとんどです。非常に安価に利用することができます。

2、価格変動を利用して儲けを得ることができる

ビットコインは投機の手段となっています。価値が常に変動しますので、その上下で儲けを得ることができます。かつてBTC/JPYが数百円だったころから現在は約7万円ほどにまで成長しています。また、現在では仮想通貨への注目が高まっていくことから、より高騰する可能性があります。有識者によれば10万円規模にまで成長する可能性があると囁かれるほど。

3、資産分散ができる

資産分散という意味でも、ビットコインは非常に優秀です。今までの通貨や資産とは本質的にも異なっています。今貯金しているお金の中から少しずつビットコイン積立を行うというのも非常に面白い試みですよね。実際に毎月の積立が可能なビットコイン取引所も日本には存在します。今から、コツコツはじめてみるのもいいでしょう。

4、政府などの機関から没収されない

ビットコインは銀行を介さず自分で保有管理し、取引を行うことができます。”中央支配機関”のないビットコイン信用は、ネットワークに参加している者全員で相互に支えあって形成しているのです。

つまり、ビットコインを包括的にコントロールできる権力はなく、政府や銀行によってあなたの資金が脅かされることはありません。自国の通貨が信用できない場合に、ビットコインが代わりとして普及することも。





では、次にビットコインを扱う上でのデメリットを見ていきましょう。

【デメリット】

1、ビットコインに致命的なバグがある可能性

まずはじめにこれでしょう。皆さんはまず初めにビットコインの信ぴょう性について知りたいと思うはずです。

大変恐ろしい話ですが、私たちはビットコインの内部的な構造、あるいは仕組みを完全には理解していません。概念はわかっていても。実際のプログラムコードにもしも脆弱性があったとすれば忽ち水の泡になってしまうでしょう。

ビットコインはただのデータにしか過ぎません。物質的な価値を持つものではないため、情報が無意味となった場合、価値は無と化します。

先ほど、メリットの中で「政府などの機関から没収されない」と書きましたが、これはメリットであると同時にデメリットにもなるわけです。国の補償はまったく受けることができないのです。

2、取引所の管理不十分によって、破綻や持ち逃げが発生する可能性

ビットコインを取り扱う取引所がまだまだ安全な状態で運営されているとは言えないのが現状です。

セキュリティ面において心配のある取引所を使うことは常に大きなリスクを背負うこととなります。

過去には、大手の取引所が日本円にして約70億相当のビットコインを盗難被害に遭い倒産してしまうという事件も起きています。おそらくこれはニュースなどで目にした方も多いとおもいます。

3、盗難被害に遭う可能性と紛失

ビットコインはご存知の通り、銀行などを仲介しない個人間取引となります。当然、ビットコインを保管し、守ることができるのは自分だけです。

ビットコインウォレットと呼ばれる電子財布データをきちんと管理しておく必要があります。

他人にアクセスさせないことはもちろんですが、パスワードを忘れてしまったり、秘密鍵を失ってしまい自分のうぉレットにアクセスできなくなってしまった場合、ビットコインを引き出すことは二度とできなくなってしまうのです。

4、ビットコインを抜かす新しいコインの登場の可能性

世間ではしばしば、仮想通貨と言えば恰もビットコインを指すように紹介されることがあり、誤認されがちですが、ビットコインはあくまでも仮想通過の一種に過ぎず、実際には驚くほどの数が存在します。

もし、ビットコインの人気が下がり、他の仮想通貨が追い越すようなことが起こった場合、ビットコイン所有者は大きな損失を被る可能性があります。

5、ビットコインが無価値になる可能性

では仮に、ビットコインを上回るコインが出現しなかったと仮定して、果たしてビットコインは永久に現在のポジションを維持できるのでしょうか。

答えはノーです。

ビットコインは興味深いことに”寿命があらかじめ設定されている通貨”です。特に2140年から以降、コインが枯渇し、流通しなくなってしまう恐れがあり、結果としてビットコインが無価値となる可能性があると言われています。

なぜ、寿命が定められているのでしょうか。

それは、「コインの発行枚数に上限設定があるから」です。

これは、ビットコインに限ったことではなくあらゆる通貨に言えることです。物や通貨は常に価値が移り変わっています。ビットコインが無価値になったとき、そのときに価値のある通貨、あるいはそれに取って代わるものにシフトしていくのは自然の流れなのです。


いかがでしたか?何にせよ、あなたが普段使っている通貨とは似て全く異なるものです。

仮想通貨についてさらなる知識を深めるために、ぜひ自身で研究されることをお薦めします。