ビットコイン高騰、相次ぐ分裂。これからいったいどうなるの?

仮想通貨の勢いが加速する一つの要因として法定通貨の破綻がある。

ジンバブエもまた、自国通貨が破綻した国の一つだ。現在、同国ではビットコインの需要が急上昇。価格が高騰している。今後もさらに価格は上昇すると見られる。

仮想通貨を利用する企業が数多く存在するジンバブエでは、支払い手段としてビットコインを積極的に活用し一般に広く認知されている。

日本においても、同様の傾向が見受けられるが、日本円に対する不安はあまりない。国によって仮想通貨の捉えられ方は少しずつ異なる。ビットコインは投機の対象だけでなく、所有する資産を安全に保管する役割をも併せ持つのだ。

今年、8月にビットコインのエンジニア、ビットコインマイナーとの対立によって新たにビットコインキャッシュ(BCH)が誕生したことは記憶に新しい。

また先月、10月にはさらに二度目の分裂が発生しビットコインゴールド(BTG)が誕生した。どちらもそれぞれビットコインにおいて重要な役割を担う大きな勢力によるものだ。





そして、今月には三度目の分裂がおそらく起こる。

今度は、一度に処理できる取引の容量を拡大しようと計画している開発者と、それを良いと思わないマイナーとの間で分裂が起きようとしているのだ。具体的には、承認作業に時間がかかる現在のブロックサイズを2倍に引き上げようとしている。

現在、ビットコインの価格は70万円を超え、加速度的に上昇を続けている。分裂によって新たに誕生する通貨を目的としてBTCを買い入れる人も少なくないようだ。マイナー主導のビットコイン。果たして非中央集権コインと言えるだろうか。