「不正ログインにかかる損失」を最大100万円まで補償。取引所Coincheckにおける「なりすまし」補償を開始
大手の仮想通貨取引所のコインチェックは本日、自社サービスである「coincheck」において、ユーザーの意図しないログイン(なりすまし)における損失を最大100万円まで補償すると発表。
コインチェック株式会社(代表取締役社長:和田晃一良、以下:当社)と東京海上日動火災保険株式会社(取締役社長:北沢利文、以下:東京海上日動)は、運営する仮想通貨取引所「Coincheck」に登録しているユーザーアカウントへの「不正ログインにかかる損失補償」を月内にも開始いたします。
■背景
2017年4月に施行された改正資金決済法において「仮想通貨」が定義され、仮想通貨の売買等を行う仮想通貨交換業者に対して登録制が導入されるとともに、利用者保護のためのルール整備がなされました。
ビットコインを中心とした仮想通貨利用がグローバルに拡大すると同時に、「メールアドレス」「パスワード」の使い回しや「二段階認証(*1)」の設定がされていないこと等により、悪意ある第三者に不正ログインされる被害も報告されております。こうした社会的背景を踏まえ、当社としては、ユーザー資産保全を第一に考慮し、セキュリティに関する開発を最優先で推し進めると共に、ユーザーアカウントへの「不正ログインにかかる損失補償」を東京海上日動と連携し開始いたします。
今回のサービスを受けるためには、ユーザーが「2段階認証」の設定を完了させていることが条件となっています。今一度、設定を見直してみましょう。
■サービス概要
ユーザーアカウントへの「不正ログインにかかる損失補償」
当社は、運営する仮想通貨取引所「Coincheck」にて二段階認証を設定しているユーザーアカウントを対象に不正ログインされたことによって被る損害を補償いたします。ユーザーは、二段階認証の設定をすることにより不正ログインによる被害の可能性を未然に防ぐとともに、万が一不正ログインによる被害が発生した場合においても、コインチェックによる補償を受けることが可能です。
補償対象は、「Coincheck」のユーザーアカウントに不正ログインされたことによってユーザーが被る、いわゆる「なりすまし」による損害です。なりすましによる損害については、1回の請求で最大100万円を補償額と致します。