②6月21日のBTC大暴落の実態 〜原因と強制決済の謎〜

昨日、午前11時ごろ、ビットコインの一時的な大暴落がありました。最低4万6000円(BTC/JPY)まで下げたこの事件は、私たちトレーダーを震え上がらせました。

信用取引をしていた殆どのトレーダーが証拠金維持率の低下に伴う強制決済を食らうことになっていたはずです。私もその一人でした。ところが、一瞬であれ維持率半分以下(50%)になっていたにもかかわらず強制決済が行われている人と行われていない人が出てくるといった摩訶不思議な現象が起こります。

当時の状況について、リンクを貼っておくので把握できていない人はそちらから読んでいただけると話がつかめると思います。

①6月21日のBTC大暴落の実態 〜その時何があった〜
今日のお昼前、事件は起こりました。 一時、46000BTC/JPYまで下げるというトンデモ案件により、取引所は大混乱に陥りました。現在も続くグダグダですが、一部チャートには46000台まで下がったグ...(つづく)

さて、この件に関して運営は公式ブログで以下のように述べています。

一部引用すると、

今回のロスカットにつきましては、価格の急激な変動により発生しております。
弊社サービスのシステムは正常に稼働しており、不具合等による予期せぬロスカット等は発生しておりません。

そして、次にこうとも書いています。

メールでロスカットのお知らせが届いている場合でも、ロスカットが発生していない場合もございます。ご確認くださいませ。
こちらは処理の関係上、メール送信後にもう一度ロスカットを実行するかどうか判定しているためです。誤解を招いてしまい、申し訳ございません。

実にややこしいシステムですね〜。

またこの件に関して、運営に問い合わせをしたユーザーが、返信文を丸ごと当サイト宛に送ってくださったので、合わせてご紹介したいと思います。

この度はお問い合わせありがとうございます。 coincheckサポート担当の(名前)と申します。 今回のロスカットにて、一部のユーザーが 証拠金維持率が50%を下回ったにも関わらず実行されなかったと言われている件ですが、 ロスカットの処理は順次行われております。 前のロスカットを実行している間に、板の状況が変化し、証拠金維持率が回復した場合は、 通知が届いたとしても、ロスカットが実行されておりません。 一部のお客様にロスカットの通知が届いたことで、あたかもロスカットが 行われてしまったように誤解を招いてしまい 誠に申し訳ございませんでした。 お手数ではございますがご確認のほどよろしくお願いいたします。 また、ご不明点がありましたらご連絡いただけますと幸いです。 何卒よろしくお願いいたします。 (名前)

処理が追いついてへんから、50%下回ってもあとの人の分はせんでもええわ〜ってことでしょうか。それって大問題じゃないですか。

また、維持率がマイナスになるほどまで下がっていてもロスカットされていないユーザーがいる中で、大量のビットコインを取引していたトレーダーさんが証拠金維持率49%でロスカットされています。あくまで憶測の話ですが、もしも大量に保持しているユーザーから順に処理していたとすれば・・・。

ちなみに、あとの記事ではシステムが正常に稼働していたと書かれていましたが、最初のお知らせではシステムが正常に動作してない(システム障害)とし、不具合が起きたことについて謝罪しています。

これに対して、矛盾していると指摘するユーザーがいます。

意図的であるかないかに関わらず、あまりにも説明が足りないのではないかと言わざるを得ない状況となっています。今後またこのようなことがあるようでは安心して取引できないというのが本音です。今後の経過に注目です。