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キーワード: ビットコイン・仮想通貨・ブロックチェーン
「仮想通貨を始めたいけど、どこの取引所を選べばいいかわからない」——そんな悩みを持つ方に、まず名前が挙がる取引所のひとつがCoincheck(コインチェック) です。

国内暗号資産取引アプリのダウンロード数7年連続No.1(2024年時点)という実績を持ち、「初心者に一番使いやすい」という評判で知られています。
一方で「手数料が高い」「過去にハッキングがあった」という声も。評判の良い面・悪い面を正直にお伝えします。
この記事では、Coincheckの特徴、手数料、メリット・デメリット、口座開設の流れまで徹底的にレビューします。
Coincheck(コインチェック)の基本情報
| 項目 | 内容 |
| 会社名 | コインチェック株式会社 |
| 親会社 | マネックスグループ(東証プライム上場) |
| 設立 | 2012年8月 |
| 金融庁登録 | 登録暗号資産交換業者 |
| 取扱銘柄数 | 34種類(2026年3月時点) |
| アプリDL数 | 700万件以上(国内No.1) |
コインチェックは2012年創業の老舗取引所です。2018年にNEM(ネム)が流出するという大規模なハッキング事件が起き、一時は業務改善命令を受けましたが、その後マネックスグループに買収され、東証プライム上場の親会社のもとで立て直しを図りました。
現在は金融庁に登録された正規の暗号資産交換業者として、安定した運営を続けています。
Coincheckの特徴・強み
1. 国内最多水準の取扱銘柄数:34種類
2026年3月時点で国内最多水準の34種類の仮想通貨を取り扱っています。
取り扱い銘柄の例:
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XRP)
- ソラナ(SOL)
- カルダノ(ADA)
- ポルカドット(DOT)
- アバランチ(AVAX)
- シバイヌ(SHIB)
アルトコインの種類が豊富なため、「気になる銘柄を一つの取引所でまとめて購入したい」という方に向いています。
2. 使いやすいスマホアプリ
コインチェックが高い評価を受けている最大の理由のひとつが、アプリの使いやすさです。
シンプルで直感的なデザインで、「初めてスマホで仮想通貨を買う」という方でもほとんど迷わずに操作できます。
取引画面では現在の価格・チャート・売買ボタンがシンプルに配置されており、「難しそう」という先入観を持っている初心者にも評判です。
3. 500円から購入可能
コインチェックでは、最低500円から仮想通貨を購入できます。「まず少額で試してみたい」という初心者には大きなメリットです。
500円あれば今日からビットコインのオーナーになれる——と考えると、始めるハードルがかなり下がりますよね。
4. コインチェックNFT
コインチェックはNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」も運営しています。
仮想通貨とNFTを同じアプリ・アカウントで管理できるため、NFTに興味がある方にも使いやすい環境が整っています。
5. Coincheck IEO(新規上場支援)
新規プロジェクトの仮想通貨をいち早く購入できる「IEO(Initial Exchange Offering)」にも対応。話題のプロジェクトに早期参加したい方には魅力的な機能です。
Coincheckの手数料まとめ
コインチェックの手数料は「高い」という声があります。実際のところを確認しましょう。
入金手数料
| 入金方法 | 手数料 |
| 銀行振込 | 無料(振込手数料は自己負担) |
| コンビニ入金 | 770円〜1,018円 |
| クイック入金(Pay-easy) | 770円〜1,018円 |
銀行振込は無料ですが、コンビニやクイック入金は手数料がかかります。基本的には銀行振込を利用するのが最もコストを抑えられます。
出金手数料
| 内容 | 手数料 |
| 日本円の出金 | 407円 |
出金のたびに407円かかります。頻繁に出金する場合は積み上がるので注意しましょう。
取引手数料(販売所)
コインチェックの主な取引形式は「販売所」です。販売所では取引手数料は0円ですが、スプレッド(買値と売値の差)が実質的な手数料になります。
スプレッドは通貨ペアや時間帯によって異なりますが、ビットコインで0.1〜1%程度かかることが一般的です。
取引所手数料(一部銘柄)
BTC/JPYの取引所形式では次の手数料が設定されています。
- Taker手数料 :0.000〜0.200%
- Maker手数料 :0.000〜0.200%
販売所のスプレッドより安くなる場合があります。
送金手数料(他ウォレットへの送金)
| 通貨 | 手数料 |
| ビットコイン(BTC) | マイナー手数料(変動制) 約0.0005 BTC前後 |
| イーサリアム(ETH) | マイナー手数料(変動制) |
ビットコインの送金手数料は変動しますが、2026年2月時点で約5,300円相当と他の国内取引所に比べて高い水準にあります。自分のウォレットに頻繁に送金する方には不利です。
Coincheckの口コミ・評判
実際のユーザーからの声を整理しました。
ポジティブな評判
- 「アプリが使いやすくて、初心者でも迷わない」
- 「取扱銘柄が多いから、一箇所でほとんどそろえられる」
- 「チャートが見やすく、相場の確認がしやすい」
- 「500円から買えるので、気軽に始められた」
- 「NEM事件から立て直して、安定してきた安心感がある」
ネガティブな評判
- 「送金手数料が他と比べてかなり高い」
- 「販売所のスプレッドが広く、実質的にコストが高い」
- 「2018年のハッキング事件のイメージが完全には払拭されていない」
- 「カスタマーサポートの対応が遅いことがある」
手数料に関する批判は事実として重く、特にコスト意識の高いトレーダーからは「GMOコインやbitbankの方が安い」という声が多いです。
Coincheckのメリット・デメリット総まとめ
メリット
- 初心者に最も使いやすいUI/UX(アプリDL数7年連続No.1)
- 34種類と国内最多水準の取扱銘柄
- 500円の少額から購入可能
- NFTマーケットプレイスとの連携
- IEO・積立など多様なサービス
- 東証プライム上場のマネックスグループが親会社という安心感
デメリット
- 送金手数料が国内最高水準(BTC送金約5,300円)
- 販売所のスプレッドが広い
- 取引所形式で取引できる銘柄が限られる
- 2018年のハッキング事件という歴史
- 出金手数料407円
Coincheckが向いている人
次のような方にCoincheckはおすすめです。
- 仮想通貨を初めて始める初心者
- 少額からスタートしたい(500円〜)
- とにかくシンプルに使いたい
- 多様な銘柄を一箇所で持ちたい
- NFTや積立にも興味がある
一方、コスト最優先で選びたい方や、頻繁に送金・取引を行う中級者以上の方には、GMOコインやbitbankの方が向いているケースが多いです。
口座開設の流れ:最短10分で完了
Coincheckの口座開設は以下の流れで進めます。
ステップ1:メールアドレスとパスワードを登録
Coincheckの公式サイトまたはアプリからメールアドレスを入力。認証メールが届くので確認します。
ステップ2:本人確認書類の提出
次の書類のいずれかが必要です。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 在留カード
本人確認書類と自撮り画像をアプリのカメラ機能でアップロードします。スマートフォンがあれば数分で完了します。
ステップ3:審査の完了
書類審査は通常数分〜最大数日かかります。審査が完了するとメールが届きます。
ステップ4:二段階認証の設定
セキュリティ強化のため、二段階認証(Google Authenticatorなど)を必ず設定しましょう。
ステップ5:入金して購入開始
銀行振込で日本円を入金後、好きな仮想通貨を購入できます。
Coincheckのセキュリティ
2018年のNEMハッキング事件以降、コインチェックはセキュリティを大幅に強化しました。
2018年の事件:何が起きたのか?
2018年1月、コインチェックから約580億円相当のNEM(ネム)が不正流出しました。当時、NEMをホットウォレット(インターネット接続されたウォレット)に保管していたことが原因で、ハッカーに狙われました。
この事件はコインチェックだけでなく、日本の仮想通貨業界全体に大きな影響を与えました。コインチェックは被害を受けたユーザーに対して約460億円の補償を自己資金で実施しました。
現在のセキュリティ対策
事件後、以下の対策が大幅に強化されました。
- コールドウォレット保管 :ほとんどの資産をオフラインのコールドウォレットで管理(ハッキングの手が届かない環境)
- 二段階認証(2FA) :不正ログイン対策として必須設定を推奨
- マルチシグ(マルチシグネチャ) :複数のキーが必要な引き出し設定でセキュリティを多重化
- SSL/TLS暗号化通信 :通信の暗号化
- 不正ログイン監視 :異常なアクセスを自動検知するシステム
また、分別管理(顧客資産と会社資産を分けて管理) も徹底されており、万が一の場合でも顧客資産が守られる仕組みになっています。
さらに、2023年にはNASDAQへの上場申請も行うなど(その後取り下げ)、国際的な基準を意識した透明性向上への取り組みも続いています。
Coincheckのその他のサービス
Coincheck積立
毎月一定額を自動で仮想通貨に換えていく「積立投資」サービスです。月1,000円から設定でき、ドルコスト平均法による長期投資に向いています。
「毎月決まった日にビットコインを1万円ずつ購入する」というような自動設定が可能で、「相場を見なくても勝手に積み立てられる」という手軽さから、忙しい社会人にも人気のサービスです。
Coincheck貸暗号資産
保有している仮想通貨をコインチェックに貸し出すことで、利息収入を得られるサービスです。
- 貸出期間:14日・30日・90日・180日・365日から選択
- 対象通貨:BTC・ETH・XRP等
- 年利:変動制(時期・通貨によって異なる)
「保有するだけでなく利息も稼ぎたい」という方に向いています。ただし、貸出中は引き出せないため、資金計画をよく考えた上で利用しましょう。
Coincheck IEO
「IEO(Initial Exchange Offering)」は、新しい仮想通貨プロジェクトが取引所を通じてトークンを販売する仕組みです。
コインチェックは国内のIEOで先駆的な存在で、過去には複数のプロジェクトのIEOを実施してきました。上場前のトークンをいち早く購入できるチャンスですが、プロジェクトの失敗リスクもあります。
Coincheck NFT
コインチェックが運営するNFTマーケットプレイスです。国内最大規模のNFT取引プラットフォームのひとつで、イーサリアム系やソラナ系のNFTを日本円で取引できます。
コインチェックのアカウントとそのままNFT購入に使えるため、仮想通貨とNFTを一元管理できる点が便利です。
Coincheck電気
コインチェックが提供する電力サービス。電力使用量に応じてビットコインをもらえる変わり種のサービスです。
ちょこドリ!連携(2026年3月〜)
2026年3月5日から、ウォーキングアプリ「ちょこドリ!」との連携が開始されました。歩いて貯めたコインをビットコインに交換できるという新しい機能です。日常の運動がそのまま仮想通貨の積み立てにつながるユニークな仕組みです。
Coincheckで仮想通貨を買う:実際の操作手順
「Coincheckを使ってみたいけど、実際の操作がわからない」という方のために、ビットコインを購入するまでの具体的な手順を説明します。
スマホから最短5分で購入できる流れ
1. アプリを開いて「ホーム」画面を確認
ホーム画面には主要仮想通貨の現在の価格が一覧表示されます。ビットコインの現在価格、24時間の変動率などが確認できます。
2. 「販売所」から購入する銘柄を選択
「販売所」タブから「ビットコイン(BTC)」を選択します。
3. 購入金額を入力
「購入する」ボタンをタップし、「500円」や「1000円」など購入金額を入力します。自動で購入できるBTC量が計算されて表示されます。
4. 確認して購入
「購入する」ボタンをタップすれば取引完了。数秒でビットコインが口座に反映されます。
チャートの見方
コインチェックのアプリでは、各銘柄の価格チャートが確認できます。
- 1時間・1日・1週間・1ヶ月・1年の時間軸で表示切り替え可能
- ローソク足と折れ線グラフを切り替えられる
- 価格の高値・安値も表示
「いつ買えばいいか」の判断に活用できます(ただしチャートで確実な予測はできません)。
Coincheckの取引所形式(板取引)
コインチェックにはシンプルな「販売所」のほかに、ユーザー同士が取引する「取引所(板取引)」もあります。
取引所(板取引)のメリット
販売所では「コインチェックが提示する価格」で売買するため、スプレッドが発生します。取引所(板取引)ではユーザー同士が希望価格を提示し合うため、スプレッドを抑えられます。
コインチェックの取引所ではBTCが主要銘柄として利用可能です。
指値注文と成行注文
- 指値注文 :「1BTCを1,500万円で買いたい」など希望価格を指定して注文を出す。すぐに約定しないが、希望価格で買えることがある
- 成行注文 :現在の最良価格で即時取引する。スピードは速いが、価格は保証されない
トレードに慣れてきたら取引所形式を活用することで、手数料コストを下げることができます。
Coincheckの利用料金シミュレーション
「実際にどれくらいコストがかかるの?」という疑問に答えるため、典型的なユーザーのコストをシミュレーションしてみます。
ケース1:月1万円を積立投資するユーザー
- 入金 :銀行振込 → 無料
- 取引 :販売所で購入 → 手数料0円(スプレッドあり)
- 送金 :取引所に保有するだけ → 無料
- 出金 :日本円に換える → 407円
→ 月1回の出金を仮定すると、月407円(入出金手数料のみ)
これは比較的低コストといえます。
ケース2:週1回BTC送金するユーザー
- BTC送金(週1回) :約5,300円 × 4回 = 月約21,200円
これは非常に高コストです。自己ウォレットへの送金を頻繁に行う方には向きません。
結論
コインチェックのコストは「取引所内に保有し続けるか、送金しないか」によって大きく変わります。送金を多くする方はGMOコインの方が圧倒的にお得です。
Coincheckのキャンペーン・お得情報
Coincheckでは定期的にキャンペーンが開催されています。
新規登録キャンペーン
口座開設後、一定額の取引をすることで仮想通貨(ビットコイン等)がプレゼントされるキャンペーンが不定期に実施されます。
登録前にキャンペーン情報を公式サイトで確認しておくと、お得に始められる可能性があります。
友達紹介プログラム
友達にCoincheckを紹介し、口座開設・取引が完了すると紹介ボーナスがもらえるプログラムです。
Coincheckポイントシステム
取引や各種サービス利用で「コインチェックポイント」が貯まり、仮想通貨に交換できるプログラムが展開されています。
Coincheckのセキュリティを自分で強化する方法
取引所のセキュリティ対策だけでなく、ユーザー自身もセキュリティを高める行動が重要です。
必ず設定すべきセキュリティ
- 二段階認証(2FA)の設定 :Google Authenticatorを使った認証。設定しないとアカウントが乗っ取られるリスクがある
- 強固なパスワード :16文字以上、大文字・小文字・数字・記号を組み合わせる
- メール通知の設定 :ログインや取引のたびにメール通知を受け取る設定にしておく
フィッシング詐欺に注意
コインチェックを装ったフィッシングメールやSMSが送られてくることがあります。
- 公式サイトのURL :https://coincheck.com/(正確なURLを確認)
- 公式メールドメイン :@coincheck.com(ドメインを確認)
- メールのリンクから直接ログインしない(ブックマークから直接アクセス)
「ログインして確認してください」という緊急性を煽るメールには特に注意が必要です。
まとめ
Coincheck(コインチェック)について整理すると、次のようになります。
- アプリDL数7年連続No.1の使いやすさが最大の強み
- 34種類の取扱銘柄数は国内最多水準
- 500円から購入できる少額投資対応
- 手数料面では送金手数料が高めという弱点あり
- 2018年のハッキング事件後、マネックスグループのもとでセキュリティを大幅強化
- NFT・積立・IEOなど多様なサービスを展開
「使いやすさと銘柄の多さで選ぶ」初心者の方には、Coincheckは非常に優れた選択肢です。一方でコスト重視の方は、GMOコインやbitbankとの比較も検討してみてください。
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よくある質問(FAQ)
Q. Coincheckは安全ですか?2018年の事件は大丈夫?
2018年のNEM流出事件以降、セキュリティを大幅に強化しました。現在は金融庁登録の正規業者で、東証プライム上場のマネックスグループが親会社です。安全面は大きく改善されています。
Q. Coincheckで仮想通貨を始めるのにいくら必要ですか?
最低500円から購入できます。口座開設自体は無料です。まず500円や1,000円の少額から試してみることができます。
Q. Coincheckの取引所形式と販売所形式の違いは何ですか?
販売所形式はコインチェックと直接売買する方法でシンプルですが、スプレッドが広めです。取引所形式はユーザー同士が取引する方法で、手数料が安い銘柄もありますが、対応銘柄が限られます。
Q. CoincheckはNFTを取り扱っていますか?
はい。「Coincheck NFT」というNFTマーケットプレイスを運営しており、国内の主要NFTを購入・売却できます。
Q. コインチェックで積立投資はできますか?
はい。「Coincheck積立」では月1,000円から自動積立ができます。毎月自動で購入設定できるため、継続的な長期投資に向いています。
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本記事は情報提供を目的としたものであり、投資を推奨するものではありません。仮想通貨への投資は価格変動リスクを伴います。投資判断はご自身の責任で行ってください。手数料等の情報は変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。

